噛む力が弱いシニア犬、食欲が落ちているワンちゃんの栄養補給に役立つのがウェットフードです。
私の愛犬にも「たまの贅沢」としてウェットフードを与えることがあります。
ウェットフードは高価なので、トッピングだけに使うという方も多いと思いますが、一旦開封すると保存できないのが不便なところです。
そこで今回、通常のウェットフードよりもお手頃で、冷蔵や冷凍で保存ができるチルドタイプのドッグフード「ブッチ(Butch)」を試してみました。
・商品はどのような感じで届いたか?
・その使い方は?
・効果は実感出来たのか?
・実際に使ってみて分かった良い点や悪い点
・成分分析
…など、ブッチについて徹底的にレビューしていきます。
●すぐに見たい項目があれば下の目次から選んでください。
今回注文した商品:ブッチ(Butch)犬用・特別トライアルセット
今回注文したのはブッチ犬用・特別トライアルセットです。
ブッチには原材料別に、
●ブラック・レーベル
●ブルーレーベル
〇ホワイト・レーベル
の3種類あるのですが、その3つをお得に試すことができるセットです。
通常は定期コースで購入すると、
・1,263円(800g)
・2,527円(2kg)
の商品が、トライアルセットだと800gが3本で3,000円(送料込み・税込み)になります。
※特別特典のフレッシュキャップ付き
「そのまま継続購入しなきゃダメ」という条件はありませんので気軽に試すことができます。
注文して3日で届きました。
クール宅急便でした。
セットの中身は、
・ブッチ3種類(ブラック、ホワイト、ブルー)
・特製フレッシュキャップ(切り口にはめるフタ)
・はじめてBOOK(取り扱い説明書)
です。
さっそく興味津々の様子です。
一番はじめにホワイト、次にブルーの匂いをクンクンしていました。
なぜかブラックには無反応です。
大きさは想像していたよりも迫力があります。
1本が800グラムで、長さは25センチくらいです。
はじめてBOOK(取り扱い説明書)にはフードの与え方や保存方法が詳しく説明してあります。
非常に細かいところまで書いてあるので、安心して使うことができます。
👆これは特別特典で付いてくる特製フレッシュキャップです。
見た感じは内側に突起があるだけのフタですね…
通常は126円もしますが、トライアルセットなら無料で付いてきます。
ブッチの実食レビュー
まずはブッチのベストセラーと書いてあるブラックレーベルから試します。
箱から出した時は、3本の中で唯一無反応でした。
どうなるのでしょうか?
ブッチを切り分けます
今回はトッピングとして使うので100gに切り分けます。
目盛りがあるのでわかりやすいです。
果物ナイフで簡単に切れました。
切った時に感じたのが「凄くジューシー」「みずみずしい」ということです。
商品説明には含まれる水分が70%と書いてありました。
見た目はミートローフみたいで、すごくいい香りがします。
野菜がたっぷり入っていてとっても美味しそう。
私が食べたくなります。
ブッチブラックレーベルの原材料は、
ビーフ(生)33%、ラム(生)25%、チキン(生)18.5%、大豆 8.5%、野菜類などです。
ふと、「本当に100グラムなの?」と気になったので計ってみました。
本当に100グラムでした。
今日は50グラムをドライフードのトッピングとして使おうと思います。
こうして準備している間も、愛犬はすでに興奮状態です。
これだけいい香りがすれば当然かもしれません。
50グラムでもかなり豪華になりました。
ドライフードはアーテミス アガリクス I/Sの小粒です。
アガリクスを試したくて購入したのですが、食いつきが若干良くなかったのでどうなるか楽しみです。
ブッチブ ラックレーベルの食いつき、食べやすさ
すごく興奮しています。
やはり凄い食いつきです。
あまりにも真剣なので、ちょっと顔が怖くなってます💦
もう少し細かくすれば良かったかなと思いましたが、柔らかいので問題ないようです。
とても食べやすそうです。
そしてブッチをたいらげた勢いのままドライフードも一気に食べてくれました。
あっという間に食べ終わり、その後も食器を舐め回していました。
この感じを見ると、食いつきが悪いワンちゃんのトッピングとして効果的だと思います。
ブッチ ホワイトレーベルの食いつき
ホワイトレーベルの原材料は、
チキン(生)80%、野菜類(ニンジン、コーン、エンドウ豆)7.5%、大豆 4%などです。
主原料のチキンの良い香りがします。
ホワイトレーベルの見た目もかなり華やかです。
犬に見た目は関係ありませんが…
定番のチキンベースなので食いつきは抜群でした。
ブッチ ブルーレーベルの食いつき
ブッチ ブルーレーベルの原材料は、
チキン(生)67%、フィッシュ(全体/ムロアジ等)25%、玄米(破砕・ゆで)3.5%などです。
ブルーレーベルは犬と猫兼用のフードです。
野菜ゴロゴロという派手さはありませんが、さわやかな香りで美味しそうです。
緑色のハーブのようなものが散りばめられています。
原材料に「パセリ」と書いてあったので、おそらくパセリだと思います。
違ったらごめんなさい。
私の愛犬はお魚も好物なので、このブルーレーベルはかなり気に入ったようです。
食いつき抜群でした。
3種類試した結果、食いつきに大きな差はありませんでした。
正直言って3つとも想像を上回る「驚くほどの食いつき」です。

普段ろくなもんを食わせてないと思われそう💦

じゃあ毎日ステーキくれ

😢😢😢
ブッチの保存方法
ブッチは、冷蔵保存だけでなく冷凍保存も可能なのが特徴です。
<保存期間の目安>
・未開封 ⇒ 約1年弱(パッケージに消費期限が記載してあります)
・冷蔵 ⇒ 開封後7〜10日
・冷凍 ⇒ 開封後約6カ月
ブッチを冷蔵保存する方法
ブッチを続けて使うなら冷蔵保存します。
必要な分を切って、断面図にフレッシュキャップを差し込むだけでOKです。
もちろんサランラップでも大丈夫ですよ。
でもキャップだと立てることができます。
こんな感じで昆布つゆの隣に収納できます。

生活感が出すぎなんじゃ
地味ですがあると便利なキャップです。
なんの変哲もないキャップが通常は、162円もします。
でもトライアルセットなら特典で無料でついてくるのでお得です。
冷蔵の場合、開封後は7〜10日で使い切ってください。
ブッチを冷凍保存する方法
冷凍する場合はあらかじめ使う量にカットしておきます。
そうすると使う分だけ解凍すればいいので簡単です。
私は100グラムを半分にしてラップすることにしました。
この包む作業はちょっと手間がかかりますので、時間がある時にした方がいいです。
ラップで包んだものをジップロックに入れて冷凍しました。
ジップロックに入れなきゃダメというわけではありませんよ~
注意!冷凍したブッチを解凍する方法
解凍する場合は、
・自然解凍 → 翌日に与える分を前日に冷蔵庫に移して解凍する。
・電子レンジ → 500~600Wで30~40秒ほど加熱する。
のどちらかです。
しかし…
電子レンジはやめたほうがいいです!
ちょっとやりすぎると「ドロドロ」になってしまいます。
前日の夜に冷蔵庫に移しておけば、次の日には「いい感じ」に解凍されています。
自然解凍は失敗がないので簡単ですよ✨
ブッチを使ってわかった悪いところ
まずは悪い点というか、イマイチな部分が2つあります。
それは、
・価格が高い
・切り分けるのが手間
ということです。
価格が高い
やはりドライフードと比べてしまうと価格が高いです。
私の愛犬は体重が9㎏の柴犬なので、
仮に毎食ブッチだけを与えると、800グラム1本を2日で消費することになります。
ブッチはお試し価格だと800グラムで税込1,000円ですので、
1日当たり500円の食費がかかります。
毎食ブッチにするのはセレブすぎます。
・シニアで食欲が落ちているワンちゃんの栄養補給
・ドライフードのトッピング
などに使うのが現実的でしょう。
見た目も華やかで、美味しそうにガツガツ食べてくれるので、「特別な日の豪華な食事」にはピッタリだと思いました。
切り分けるのが地味に大変
ドライフードならジャラジャラ~と器に入れてすぐに出せますが、ブッチはナイフでカットする必要があります。
ちょっとした手間なんですが…
出勤前の忙しい時にはやりたくありません❕
休日や夕飯などの時間がある時に使うのがいいと思います。
ただし、あらかじめカットして冷凍しておけば手間はありませんよ。
👆前日に冷蔵庫に移して自然解凍したもの
👆ラップのまま手でほぐせます。
ブッチを使ってわかった良いところ
準備に手間がかかるデメリットなどがありますが、メリットもたくさんありました。
・食いつきがとてもよい
・たんぱく質と水分が豊富に入っている
・便の状態がとても良くなった
・開封後も冷蔵保存できるのが便利
・愛犬が喜ぶ姿がとても嬉しい
・安全な原材料で年齢も気にしなくていい
抜群の食いつき
ドライフードに比べると圧倒的に食いつきがいいです。
しかも、ドライフードにトッピングすることで、ドライフードの食いつきまで良くなるのがかなりメリットだと感じました。
愛犬がフードを食べてくれずに悩んでいる方はブッチのトッピングをぜひ試してほしいです。
私はお肉を使った手作りのごはんをあげることも多いのですが、正直言ってブッチの方が喜んで食べます。
良質なたんぱく質と水分
ブッチは原材料に対する肉類の割合が76.5~最大92%になっています。
もうほぼ肉ですよね。
しかも水分含有度が70%なので、食事と同時に十分な水分を補給することができます。
水を飲みたがらないワンちゃんにも大きなメリットになります。
便の状態がとても良くなった
アーテミスアガリクスにしてから軟便になってしまったのですが、ブッチを与え始めるとすぐに便の状態が良くなりました。
水分豊富な肉メインのフードなので胃腸の負担が少ないためだと思われます。
軟便の時はどうしても毛並みが悪くなりますが、胃腸の調子が改善されたせいか、被毛の状態も良くなりました。
開封後も冷蔵保存できるのが便利
開封後も7~10日保存できるのが助かります。
缶詰のフードだとその日のうちに使わないとですし、夜に使おうと思って忘れてしまうこともあるんですよね。
その日によって運動量も違いますので、量を調節できるのが便利です。
愛犬が喜ぶ姿がとても嬉しい
ある意味これが最大のメリットと言えるかもしれません。
犬にとって食事は一番の楽しみと言っても過言ではありません。
みなさんもそうだと思いますが、私も普段から出来る限り美味しくて、健康にいいものを食べさせているつもりです。
もちろん食費のことがあるので「いくらかかってもいい」わけではないです。
それでもブッチを与えた時の喜び方を見ると、また食べさせてあげたいと思ってしまいます。
愛犬の美味しそうに食べる姿は、飼い主にとっても喜ばしいことですよね。
毎日の食事には無理としても「特別な食事」に使いたくなるフードです。
安全な原材料で年齢も気にしなくていい
ブッチは調味料・香料・保存料無添加、グルテンフリー、ヒューマングレードです。
そしてオールステージ対応なので、どんなワンちゃんにも安心して与えることができます。
ただし、大豆・とうもろこしにアレルギーがある場合は注意してください。
どこが最安値?ブッチの値段を公式サイト、Amazon、楽天で比較した結果
公式サイト | Amazon | 楽天 | |
初回購入 | 3,000円 (3本セット)送料込み、税込み | ― | ― |
定期購入 | 1,263円(800g) 2,527円(2kg) | ― | ― |
通常購入 | 1,404円(800g) 2,808円(2kg) | ― | 1,404円(800g) 2,808円(2kg) |
送料 | 6,480円以上で無料 | ― | 5,000円以上で無料 |
比較した結果、ブッチの購入は公式サイトがもっともお得であることが分かりました。
その理由は、公式サイトだけ初回限定の「特別トライアルセット」があるからです。
3種のブッチ(各800g)を3,000円で、しかもフレッシュ・キャップ付の送料無料でお試しできるのは公式サイトのみになります。
ちなみにトライアルセットを利用しても、その後に勧誘の電話や手紙などは一切きません。
ブッチとカナガン ウェットタイプとの比較
人気商品カナガンウェットタイプとブッチ(ホワイトレーベル)にはどのような違いがあるのか、「内容量」「価格」「メイン食材」「穀物類」「添加物」などを比較してみました。
カナガン ウェットタイプ | ブッチ(ホワイトレーベル) | |
![]() | ![]() | |
内容量 | 400g×3缶 | 800g |
価格 | 特別優待価格 3,800円 | 初回トライアルセット 1,000円 |
100g当たりの価格 | 316円 | 125円 |
メイン食材 | 骨抜きチキン生肉(65%) | チキン(生)80% |
年齢期 | オールステージ | オールステージ |
穀物 | グレインフリー | グルテンフリー |
添加物 | 無添加 | 無添加 |
※価格には送料と消費税が含まれています。
カナガンとブッチですが、どちらもヒューマングレードの食材等を使用した高品質ドッグフードです。
副産物や危険な添加物を使わない点も共通しています。
2つの大きな違いは「価格」と「保存可能な期間」です。
カナガンも高品質ウェットフードの中ではかなりお手頃な価格になっています。
しかしブッチトライアルセットならカナガンの半額以下で買うことができます。
そしてカナガンは缶詰なので一度開封すると遅くても翌日までには使い切らなければなりません。
ですがブッチなら開封後も冷蔵で7~10日保存可能です。
ブッチは子犬やシニア犬に与えても大丈夫?
ブッチは新鮮なお肉や魚をたっぷり使った総合栄養食です。
動物性タンパク質が中心のドッグフードなので、子犬~シニア犬すべてのライフステージでおすすめとなります。
ブッチはとても柔らかいので手で簡単にほぐれます。
子犬やシニア犬に与えるときはよく潰してあげると食べやすくなります。
ブッチをトッピングしたら太るんじゃない??
ブッチは新鮮な肉類を最大90%使用しているため、一般的なドライフードよりも高タンパク質です。
ですが低脂肪・低カロリー設計になっていますので太りにくい特徴があります。
つまりトッピングに最適ってことですね。
まとめ:これで3,000円なら試さないのは損!でもリピートは微妙
ブッチはドライフードに比べたらどうしても価格が高いように思えますが、ウェットフードの缶詰を買うよりはずっとお手頃です。
例えば、ブッチと同じ総合栄養食のプレイアーデンだと、200グラムで600円ほどします。
ブッチのトライアルセットなら800グラムが送料・消費税込みで1,000円です。
その価格で愛犬が本当に喜ぶ姿を見ることができるのですから絶対お買い得です。
ちなみに実際に買ってみてわかりましたが、
「トライアルセットを頼んだら継続しなきゃいけない」
「しつこく勧誘される」
などの心配は全くないです。

じゃあリピ買い?毎日食べれる?

No!
たまに買うならいいけど、毎日の食事には高すぎます💦
あと、切り分けて冷凍するのが面倒だし・・・
というわけで、
お誕生日やお迎え記念日など、愛犬へのご褒美として一度試してみてはいかがでしょうか?
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