チキンミール・フェザーミールは危険?ドッグフードの副産物について

フェザーミール、チキンミールのアイキャッチ画像

ドッグフードの原材料には安全かどうかわからないものが入っています。

中でもチキンミール・フェザーミールなどの『副産物』は危険性が気になっている方も多いのではないでしょうか。

まずこちらの原材料をご覧ください⇩

<ドッグフードA>

骨抜きチキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、えんどう豆、ジャガイモ…

この場合、

・骨抜きチキン生肉=骨を取り除いたチキンの肉

・乾燥チキン=乾燥させたチキン

とわかりやすいですよね。

ちなみにドッグフードには、原材料80%ルールというものがあります。

原材料表示についての規約で

「多い順に80%以上になるまで記載する」

「10%以上のものは必ず記載する」

というルールです。

参考:原材料・成分表をチェックして愛犬に合ったドッグフードを選びましょう

原材料表の、はじめのほうに書いてあるものがたくさん入っているということになりますので、上の表の場合はチキンが多いということになります。

では続いてこちらの原材料をご覧ください⇩

<ドッグフードB>

糟糠類(グルテンフィード、米糠、小麦ふすま、大麦糠、脱脂米糠)、穀類(小麦粉)、豆類(脱脂大豆、乾燥おから)、肉類(チキンミール、フェザーミール)、油脂類(動物性油脂)、その他…

こちらのBはある国産ドッグフードの原材料表です。

この場合、一番多く含まれているのが糟糠類(そうこうるい)になっています。

糟糠類というのは難しい言葉ですが、ざっくり言うと小麦やコメなどの穀物の皮です。

穀類、豆類の部分は想像がつきますが、肉類の「キチンミール」「フェザーミール」というのは一体なんなのでしょうか。

肉なら肉でいいと思うのですが、あえて肉類と呼ぶということは肉ではないということですよね。

大切な愛犬に食べさせるものですので「そんな得体のしれないものが入っていて大丈夫?」と心配になるのが当然だと思います。

そこで今回は、ドッグフードに使われている「副産物」について詳しく解説していきます。

副産物にはチキンミール、フェザーミール、動物性油脂などがありますが、どれも関連したものなので、一緒に説明させていただきます。

動物性油脂とは?

牛や豚などの家畜から食用となる肉類を除いて、そのままでは食べることができない部分を一度高温で溶かし、精製して油脂にしたものです。

この加工をレンダリングといいます。

レンダリングについては⇩こちらで詳しく説明しています。

⇒【ただの噂?】4Dミートって本当にドッグフードに使われている?!

油脂を精製した時に副産物ができますが、それがチキンミールなどです。(次の項で説明します)

動物性脂質というのは牛脂、豚脂、鶏脂の混合油脂のことで、メーカーによってどんな材料が使われているのかはわかりません。

油脂が混合でない場合は、牛脂や豚脂、鶏脂と表記されます。

チキンミールとは?

チキンミールとは鶏副産物のことです。

鶏副産物とは、鶏のそのままでは食べることができない部分をレンダリングしたときにできるものです。

日本国内で生産されるものは正肉(そのまま食べられる部分)を取りのぞいた鶏のくず肉、内臓、骨などの副産物からレンダリングしたものです。

わかりやすく言うと、くず肉や内臓、骨を高温で溶かして、鶏の油を作った時にできる”しぼりかす”です。

※アメリカ飼料検査官協会(AAFCO)では羽、頭、足、内臓を除いた骨付きまたは骨なしの清潔な肉と皮からレンダリングされたものとされています。

チキンミートとは?

名前はチキンミールに似ているのですが、チキンミートは日本国内、AAFCO共に、羽、頭、足、内臓を除いた骨付きまたは骨なしの清潔な肉と皮から作られるものとされています。

チキンミール → くず肉や内臓、骨

チキンミート → 内臓を除いた骨付きまたは骨なしの清潔な肉と皮

家禽ミールとは?

家禽とは食肉や卵、羽毛などの目的のために飼われる鳥類のことです。

カモ、アヒル、ガチョウ、ウズラなどのことを言います。

家禽ミールの加工工程はチキンミールと同様で、出来たものは家禽副産物と呼びます。

どんな鳥類が使用されているかはメーカーによって違うのでわかりません。

家禽ミートとは?

家禽ミールと加工工程は同様ですが、使われている材料が、

家禽ミール → くず肉や内臓、骨

家禽ミート → 内臓を除いた骨付きまたは骨なしの清潔な肉と皮

となっています。

どんな鳥類が使用されているかはメーカーによって違うのでわかりません。

フェザーミールとは?

フェザーミールとはとりの羽(フェザー)をレンダリングしてできる副産物です。

肉用鶏や採卵鶏の廃鶏(卵をうむ能力が低下した鶏)、家禽(カモ、七面鳥、ガチョウなど)を食品加工する時に不要になる羽から作られます。

フェザーミールは肥料に使われたり、家畜の飼料に使われます。

アミノ酸を含んでいますが消化が悪く、犬の場合半分以上は消化できません。

たくさん入っている場合は注意が必要です。

なぜ副産物を使うのか?

メモ書きをする柴犬のイラスト

ドッグフードに副産物を使う一番の理由はコストを抑えるためです。

肉を使うよりも肉の副産物を使ったほうが材料費がずっと安くできます。

副産物にも数字上の栄養がありますし、動物の油が含まれているので犬の食いつきも良くなります。

なるべく安い材料で栄養基準を満たし、犬が良く食べるように副産物を使っているわけです。

でもそんなに安い材料で身体に悪影響はないのでしょうか?

ドッグフードに使われるミールなどの副産物は危険?

指示棒を指す犬のイラスト

高品質なミールや副産物もある

海外のプレミアムドッグフードには、新鮮で良質なお肉だけから作ったミールを入れているものがあります。

これはお肉をいったん乾燥させてから粉状にしたもので、安いドッグフードに使われているミールとは全く違うものです。

お肉を乾燥させてから入れることで栄養成分が凝縮して、栄養価を高くできため、あえてミールを使っています。

その他にも、私たちが焼き肉で食べているようなホルモン(内蔵)のことを副産物と表記しているブランドもあります。

安全なミールや副産物を使用しているメーカーは、パッケージやホームページで詳しく説明しています。

安いドッグフードの副産物は安全?

ある国産のペットフード工場で仕入れや管理の仕事をしていた人に話を聞いたことがあります。

そのメーカーでは犬の体に害になるような材料は使っていないということでした。

しかし…

「なぜか異様に安い価格の原料を売り込みにくる業者がたくさんいた」

「それがどういうものなのか知っているので自分のところでは絶対使わなかった」

「粗悪な原材料を使っているメーカーは存在する」

という話もしていました。

ドッグフードメーカーを信じたい気持ちはありますが、怪しい原材料を作っている業者があるのは事実です。

そして残念ながら殆どのメーカーは利益を優先します。

すぐにペットの身体に害が出ることはないとしても、アレルギーや病気の原因にならないとは言い切れません。

ミール類や副産物が使われていて、あまりにも価格が安いフードは避けたほうがいいと思います。

少なくとも私は使いたくありません。

副産物が安全だとしても…

仮にミールや副産物そのものが安全だとしても、副産物がたくさん使われているようなドッグフードは穀物類メインで動物性たんぱく質が少なすぎます。

糟糠類や穀物類をメインにするとコストを抑えることができるのですが、食いつきが悪かったり、栄養成分が足りないので動物性油脂や○○ミールを加えるわけです。

副産物の栄養があっても、ワンちゃんが消化吸収しずらかったり、アレルギーになりやすかったりします。

愛犬の毛並みや毛艶、便の状態などを観察して「どうも合っていないぞ」と感じたら原材料をチェックしてください。

実際私の愛犬は、動物性油脂が入っているドッグフードでアレルギー症状が出てしまいました。

※動物性油脂やミールが一切入っていないドッグフードを続けるうちに、アレルギー症状は収まりました。

まとめ:安すぎるドッグフードは避けるべき

笑顔で鉛筆を持つ犬のイラスト

・肉類や○○ミールは肉ではなく副産物

・副産物にも栄養はあるが消化がわるかったり、体質に合わないことがある

・全てがあやしい材料ではない

・海外のプレミアムドッグフードでは高品質なミールや副産物もある

・原材料をはっきり明記していないメーカーは避けるべき

ミールや副産物が全て悪いとは言いませんが、みなさんの大切な愛犬に害がないとは限りません。

「犬の食費を抑えたい」と安いフードを与えてしまったばっかりに、皮膚炎になって愛犬が辛い思いをしてしまうこともあるのです。

アレルギーや健康への影響が少しでも気になるなら、ミールや副産物を使っていない無添加ドッグフードやプレミアムドッグフードを選ぶのが確実です。

⇒高品質で安全でしかもコスパが良いプレミアムドッグフード

⇒穀物は犬の体に悪い?グレインフリードッグフードがそんなにいいの?



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