グルコサミンだけでは効果なし。関節に良いドッグフードおすすめ3選

犬の関節トラブルは、痛みで歩くのが困難になるだけではありません。

運動不足から糖尿病や脂肪肝などの生活習慣病になりやすくなったり、活動範囲が狭くなるために認知症になりやすかったりと様々な問題につながります。

そして対策をせずに放置しておけば、どんどん悪化してくのが関節トラブルの特徴です。

<関節に負担がかかる要因>

・フローリングなどの滑りやすい床
・後ろ足で立つ、ぴょんぴょん跳びはねるといった動作
・階段、段差から飛び降りるなどの衝撃
・太り過ぎ、肥満
・栄養不足、運動不足で筋肉少ない  など

その反対に、正しい対処法をしてあげることで、一生涯、日常生活に何の支障もきたさずに過ごすことも可能になるのです。

大切な愛犬がいつまでも元気に動き回れるように、適切なケアをしてあげたいですよね。

そして関節ケアの中でも特に重要なのが、関節を丈夫にするためのフードです。

では関節に良いフードとはどういうものでしょうか?

関節トラブルと言えば「グルコサミンが入ってるやつ?」と想像するかもしれません。

確かにグルコサミンは関節軟骨を再生させる成分として知られています。

しかしながらグルコサミンを与えるだけでは関節をケアすることはできません。

それだけでは全く不十分なのです。

せっかくグルコサミン入りを選んだのに効果がなければ嫌ですよね。

そこで今回は、愛犬の関節をしっかりサポートしてくれる成分と、おすすめの関節ケア用ドッグフードを紹介します。

少し長い内容になっています。

すぐに見たいところがあれば下の目次[表示]から選んください。

犬に多い関節のトラブルや病気

犬がメモをしているイラスト

◆ 膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝のお皿(膝蓋骨)が本来の位置から外れてしまうものです。

先天性(生まれつき)のものがほとんどですが、体重増加・太りすぎで症状が悪化します。

小型犬に多いですが、大型犬でも見られます。

→犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)とは?

◆ 股関節形成不全

股関節を形成する骨のくぼみと太ももの骨(大腿骨)が変形によってかみ合わなくなるために起こる疾患です。

遺伝的な要因が多いですが、栄養状態や肥満などの環境要因も重要です。

ラブラドール・レトリバー、ゴールデン・レトリバー、ジャーマン・シェパードなどの大型犬に多くみられます。

◆ 椎間板ヘルニア

背骨や首の骨の、骨と骨の間にある「椎間板」というクッションが飛び出して、神経を圧迫する病気です。

ダックスフンド、ウェルシュ・コーギーなどの胴が長い犬は背骨に負担がかかりやすく、椎間板ヘルニアになりやすいといわれています。

中でもダックスフンドは、椎間板の内部にある椎間板物質の変性が起こりやすく、子犬のころから注意が必要です。

強い衝撃、老化、肥満などが原因となることがあるといわれています。

◆ 加齢による関節炎

加齢によって骨量や筋肉が落ちたり、関節の軟骨がすり減ったりして関節が炎症するものです。活動量が低下して肥満になるとさらに症状が悪化しやすくなります。

関節ケアドッグフードを選ぶポイント

笑顔でペンを持っている柴犬のイラスト

高たんぱく質・低炭水化物

関節ケアでは肥満防止、体重管理がとても重要です。

小麦、とうもろこしなどの炭水化物は余分な脂肪がつきやすく、太りやすい原材料です。

逆にお肉やお魚などの良質な動物性たんぱく質は丈夫な筋肉を作り、脂肪を燃焼させやすくします。

筋肉だけでなく、骨や軟骨・じん帯などの関節のパーツを作っているのもたんぱく質ですので関節を丈夫にするにはお肉やお魚が欠かせません。

愛犬の適正体重をキープして、丈夫な関節にするためには、肉や魚の割合が多く、小麦、とうもろこし等の穀物が少ないか、入っていないものを選びましょう。

グルコサミンとコンドロイチンがたっぷり入っている

関節にトラブルを抱えた犬の多くが関節軟骨が傷んでます。

関節の軟骨は、骨と骨の間のクッションの役割をしますので、これがすり減ると痛みの原因になります。

そこで関節保護成分を補給してあげる必要が出てくるわけですが、多くの関節ケア用ドッグフードに入っているのがグルコサミンです。

グルコサミンは磨り減った軟骨を修復したり、軟骨が分解するのを防ぐ働きをして、わずかですが炎症を抑える作用も確認されています。

ところがグルコサミンだけを与えても軟骨はなかなか再生してくれません。

臨床実験では、グルコサミンと一緒にコンドロイチンをとること、そして十分な量をとることではじめて軟骨の修復効果が得られるという結果が出ています。

コンドロイチンは関節の軟骨に水分と栄養を届けスムーズさを保つ働きなどがある成分です。

関節軟骨を修復するためには、グルコサミンとコンドロイチンがたっぷり入っているものを選びましょう。

ただしグルコサミン・コンドロイチンは関節の健康を維持していくのに役立ちますが、関節疾患のある犬や、すでに関節に痛みがある犬にはそれだけでは不十分です。

次に説明するMSMがとても重要になります。

メチルスルホニルメタン(MSM)が入っている

グルコサミン・コンドロイチンはゆっくりと関節軟骨を丈夫にしていく成分です。

すでに関節疾患や痛みがある犬には、炎症や痛みを和らげるメチルスルホニルメタン(MSM)を与えることが重要です。

メチルスルホニルメタン(MSM)はあまり聞きなれないかもしれませんが、骨を強くしてくれるコラーゲンを作るのに必要な成分です。

十分な動物性たんぱく質とMSMの相乗効果で骨が強化されます。

MSMはイオウ成分の一種で副作用の無い痛み止め成分と言われおり、痛みや腫れ、炎症を和らげる働きがあります。

関節痛などの炎症のある関節は、健康な関節にくらべてイオウ成分が少なくなっていますので、関節疾患のある子には積極的に与えたい成分です。

オメガ3脂肪酸がたくさん入っている

オメガ3脂肪酸とは、α-リノレン酸、DHA、EPAなどの総称で、人間や犬などの哺乳類は体内で生成できないものです。

そのためオメガ3脂肪酸は必須脂肪酸と呼ばれ、食べ物から取り入れる必要があります。

犬にオメガ3脂肪酸を与えると、

・アレルギーの改善

・皮膚/被毛の健康効果

・皮膚炎の改善

・免疫力アップ

・傷を早く治す

などが期待できます。

関節に対しては、痛みを和らげる、炎症を抑える、関節内の傷を修復するといった働きがあります。

犬の体に非常に良い働きをしてくれる栄養成分なのでたっぷり与えてあげましょう。

関節ケア用品なら安心なのか?

大手のドッグフードメーカーからは「関節ケア」「ジョイントケア」などの名前がついている商品が出ています。

しかし使われている原材料の品質が悪かったり、肉や魚といった動物性たんぱく質が少なかったり、関節保護成分の配合量がごくわずかというものがほとんどです。

専用品だから安心ということは全くありません。

逆に関節ケア専用の商品でなくてもグルコサミン・コンドロイチンがたくさん入っていて、関節サポートのために非常に良いドッグフードもあります。

ですので商品名にまどわされずに品質のしっかりしたものを選びましょう。

関節ケア用ドッグフードおすすめ3選

笑顔でペンを持つ犬のイラスト

先ほど説明したポイントを踏まえ、関節ケアに役立つドッグフードのおすすめ3選を紹介いたします。

1)ホリスティックレセピー ヘルシージョイント 緑イ貝入り

ホリスティックレセピーヘルシージョイント

原産国:アメリカ

カロリー:338㎉

粗たんぱく質:23%

脂肪:9%

オメガ6脂肪酸:1.7% オメガ3脂肪酸:0.4%

対象年齢:1歳以上

緑イ貝配合

【主な原材料】

鶏肉、玄米、挽き割りオーツ麦、コーングルテンミール、大麦、醸造米、ビートパルプ、サーモンミール、ナチュラルチキンフレーバー、ベジタブルオイル など

ホリスティックレセピーの製造はアメリカですが日本だけで発売されています。

このヘルシージョイントには関節の健康を重視し緑イ貝が配合されています。

緑イ貝(みどりいかい)はニュージーランドにしか生息しないムール貝の一種です。

ニュージーランド原住民のマオリ族には毎朝この緑イ貝を食べる習慣があり、マリオ族にはリウマチ、関節炎の人がほとんどいないことから研究が進み、関節の健康補助製品として用いられるようになりました。

こちらのドッグフードは対象年齢期が1歳以上です。

チキンがダメなワンちゃんにはラムベースもあります⇩

緑イ貝のサプリメントはこちらです。


オステオサポート犬用には1粒当たり500㎎の緑イ貝(モエギイガイ)のパウダーとグリコサミノグリカンやオメガ脂肪酸が配合されています。

病院で処方されるサプリと同じ成分で費用は半分ほどに抑えられます。

2)カナガン

カナガンドッグフード

原産国:イギリス

カロリー:355㎉(100g当たり)

粗たんぱく質:33%

脂質:17%

オメガ6脂肪酸:2.8% オメガ3脂肪酸:0.9%

グルコサミン:1,000mg/kg コンドロイチン:700mg/kg

メチルスルフォニルメタン(MSM):1000mg/kg

対象年齢:生後2か月の子犬から成犬、シニアまでのオールステージ

ヒューマングレード

小麦、大豆、とうもろこし、米不使用

【主な原材料】

骨抜きチキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウタンパク、アルファルファ、鶏脂3.1%、乾燥全卵3.1%、チキングレイビー1.6% など

原材料の50%以上に新鮮なチキンを使用&グレインフリーですので、高たんぱくで低糖質・低炭水化物になっています。

カナガンはグルコサミン・コンドロイチン、そして炎症を抑える働きをするメチルスルフォニルメタン(MSM)もたっぷり贅沢に入っています。

それに加えてオメガ3も高配合されているのが特徴です。

太りにくい体作りと関節ケアが同時にできる高品質なドッグフードです。

カナガンドッグフード

カナガンチキンの詳しい情報はこちら

参考:カナガンドッグフードの値段と最安値で買う方法

3)ピッコロ ライト/シニア

ピッコロドッグフード

原産国:イギリス

カロリー:355㎉(100g当たり)

粗たんぱく質:32%

脂質:15%

オメガ6脂肪酸:2.5% オメガ3脂肪酸:0.8%

グルコサミン:1,780mg/kg コンドロイチン:1250mg/kg

メチルスルフォニルメタン(MSM):1780mg/kg

対象年齢:肥満傾向の犬、シニア犬(7歳~)

ヒューマングレード

グレインフリー

【主な原材料】

骨抜きチキン生肉(29%)、骨抜き生サーモン(20%)、乾燥チキン(13%)、サツマイモ、ジャガイモ、豆、乾燥サーモン(6%)乾燥卵(2.5%)チキングレイビー(1%)など

ピッコロドッグフード

ピッコロはシニア犬のために低脂肪の栄養バランスにしながらも美味しさを追求したイギリスのドッグフードです。

食事はワンちゃんにとって一番の楽しみですよね。

ピッコロにはシニア犬になっても楽しく食事をして元気に活動して欲しいという願いが込められています。

原材料の70%が新鮮なチキンとサーモンでグレインフリーです。

シニア犬の胃腸に負担をかけず、栄養満点の動物性たんぱく質が丈夫な足腰を作る手助けをしてくれます。

ピッコロはグルコサミン・コンドロイチン、メチルスルフォニルメタン、オメガ3がいずれもトップクラスの配合量になっています。

一応シニア用になっていますが、栄養バランス的にシニア以外の犬に与えても全く問題ありません。

食いつきがとても良く高たんぱくなので、食が細いワンちゃんの体力アップ・筋力アップにもおすすめです。

ピッコロドッグフード

ピッコロの詳しい情報はこちら

3つの中から結局どれを選べばいいの?

関節に良い成分が一番豊富に含まれているのがカナガンとピッコロで、特に充実しているのがピッコロです。

グルコサミン・コンドロイチン、メチルスルフォニルメタン、オメガ3がこれほど高配合されたドッグフードは他にありません。

価格を比べると、

ホリスティックレセピー:6.4㎏ 6,850~7,093円(Amazon)

カナガン:2.0㎏ 3,564~3,960円(公式サイト)

ピッコロ:1.5㎏ 3,564~3,960円(公式サイト)

でピッコロが一番高いです。

ピッコロはシニア用になっていますが、子犬~成犬に与えても全く問題がない栄養バランスですので、どの年齢期でも安心してお使い頂けます。

3つの中で価格は一番高いですが、これだけの成分を専用サプリメントで摂ろうとすればもっと高価になりますし、厳選された原材料と贅沢な成分内容を考えれば逆にお得です。

それでも「もう少し手頃な価格のものが良い」という方はカナガンをおすすめします。

カナガンも関節サプリに負けないほど充実した成分内容になっていますし、原材料も高品質です。

チキンアレルギーのワンちゃんにはホリスティックレセピーのラムベースをおすすめしますが、ラムベースにもわずかに鶏脂が使われています。

適度な運動とリハビリも大切

関節に負担をかけないことは重要ですが、無理のない範囲で適度な運動をすることも大切です。

運動不足になると関節の動きが悪くなったり、筋力が落ちたり、太り過ぎになって余計に関節を痛めてしまいます。

自力での運動が難しいワンちゃんには筋肉のマッサージや関節を手で動かしてあげるリハビリも有効です。

※ただし炎症を起こして痛みがある時に無理に運動やリハビリをするのはいけません。

犬の関節トラブルは健康寿命に大きく影響を与えます。

「関節ケアの食事」、「環境整備」、「肥満予防」、「適度な運動」をしっかり行って、大切な愛犬がずっと元気に活動できるようにサポートしてあげましょうね。

最後までありがとうございました🐕

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