今回はアーテミス アガリクスI/S(中粒)のレビューをまとめました。
アーテミスアガリクスは「アガリクス」「EF-2001」「グルコサミン・コンドロイチン」といった犬の健康をサポートする成分が入っており人気が高いドッグフードです。
気になっている方も多いと思いますが、実際に与えている人の詳しいレビューがないので「試してみたいけどうちの子に合うかしら?」と迷ってしまいますよね。
アーテミスアガリクスI/S(中粒)の実食
今回ご紹介するのはアーテミスアガリクスI/Sの中粒です。
内容量は1㎏、3㎏、6.8㎏、13.6㎏の4種類ありますが、たくさん入っているほど割安になります。
私はAmazonで6.8㎏入りを購入しました(7,000円位)。
原産国:アメリカ
対象年齢:全年齢期(パピーからシニアまで)
カロリー:358㎉/100g
粗蛋白質:24%以上 粗脂肪:14%以上
主な原材料フレッシュチキン・ドライチキン・フレッシュターキー・大麦・玄米・オーツ麦・黍・えんどう豆・えんどう豆粉・ドライターキー・鶏脂肪(混合トコフェロールによる保存処理)・トマト絞り粕(リコピン)・チキンスープ(天然風味料)・フレッシュダック・フレッシュサーモン・卵・フラックスシード・サーモンオイル(DHA 源)・ドライ魚肉・塩化コリン・乾燥チコリ根・ケルプ・人参・リンゴ・トマト・ブルーベリー・ほうれん草・クランベリー …など
このドッグフードの一番の特徴はアガリクスが入っていることですよね。
アガリクスに豊富に含まれるβグルカンは「免疫の活性化」「腸内のコレステロールや発癌性物質などの老廃物の吸着排出を促進する」などの効果が期待できます。
アーテミスアガリクスには、アガリクスの他にも乳酸菌のEF-2001やオメガ3脂肪酸など犬の健康に役立つ成分が入っています。
アーテミスアガリクスの粒
大きさは1.3㎝~1.5㎝、厚みは3㎜~5㎜のおせんべい型です。
触ると粉っぽいですがベタつきはありません。
ニオイはそれほど強くなく、油臭さはないです。
少し力を入れれば指で割ることができますので、硬すぎず、噛み砕きやすいのではないでしょうか。
小粒タイプのほうは、厚みは一緒で、大きさが7㎜~8㎜になります。
アーテミスアガリクスの食いつき
あくまでも我が家の愛犬の場合ですが、食いつきは普通です。
喜んで食べるという感じではありませんが拒否することもないです。
まさに普通という感じです。
ココたんは体重9.3㎏程度の柴犬ですが中粒でも食べやすそうです。
カリカリと思ったより軽い音なので硬さも丁度よいと思います。
時々噛まずに食べていますが、喉に引っかかったり、「グゲッ」となることはなく、スムーズに食べることができます。
アーテミスアガリクスで下痢になる?
アーテミスアガリクスに変えてから、しばらく下痢~軟便の状態になりました。
3日くらい経つと下痢⇒軟便になり、その後はあまり変化なく軟便気味です。
メーカーサイドでは、
新しいペットフードを与え始める時、十分に時間をかけずに新しいフードに切り替えると、下痢といった消化不良をまねく可能性がありますので、従来のフードに混ぜて徐々に切り替えることが大切です。 特に敏感な犬には、2~3週間かけて徐々に切り替えていくことをおすすめいたします。 最初の1週目は食餌の1/4をアガリクスイミューンサポート、3/4を従来のフードで与えてください。2週目には、アガリクスイミューンサポートと従来のフードを半々に与え、3週目からは犬の様子を見ながら従来のフードの代わりにアガリクスイミューンサポートを与えるようにしていきます。 犬によって新しいフードになじんでいく速さはさまざまなので、それぞれの犬にあわせたペースで徐々にかえていくことが大切です。 |
という説明になっています。
ただ、3週間以上経ってもずっと軟便なので、ココたんの体質には合っていないのかもしれません。
※あくまでもココたんの反応です。ワンちゃんの体質などによって違うと思います。
軟便以外では特に健康状態に変わりはありません。
アーテミスアガリクスで軟便になる原因は?
ココたんはアーテミスフレッシュミックスも使っていたことがあって、その時には下痢や軟便にはならなかったです。
参考:【アーテミスフレッシュミックスのレビュー】シュプレモとの比較は?
原材料の違いは、アーテミスアガリクスには大麦とオーツ麦が使われていること、アガリクス成分や乳酸菌EF-2001が入っていることです。
ただし、それが原因なのかは不明です。
痒み、皮膚・被毛の状態は?
ココたんはアレルギー体質ですが、アーテミスアガリクスで痒みが出ることはなかったです。
皮膚・被毛のトラブルもなく、きれいな状態を維持していると思います。
アーテミスアガリクスで体重の変化は?
ココたんは体重が9.3㎏くらいなので、目安通り1日160gあげていました。
特に太ったり痩せたりすることなく、その体重をキープできました。
アーテミスアガリクスの感想
以前アーテミスのフレッシュミックスを食べていたので、原材料もほぼ一緒のアガリクスでも問題ないと思っていましたが、下痢や軟便になってしまい驚いています。
ただし、軟便以外に健康状態が悪くなったわけではありませんし、アレルギー症状が出ることもなかったので、決して悪いフードではないと思います。
アーテミスアガリクスは、体質的に「合う、合わない」がはっきりしたドッグフードと言われていますので、ココたんにはあまり合っていない印象です。
もしも「愛犬にアガリクスを摂らせる為」という目的でアーテミスアガリクスを考えている方もいると思います。
でもいくらいい成分が入っていても、下痢や軟便になってしまっては栄養をしっかり吸収できていないことになります。
まずはみなさんの大切な愛犬の体質に合うかどうか、
少ない容量を買って試すほうが無難だと思います。
アガリクスはガンに効く?
1990年頃から「ガンに効く」などの報告がありアガリクスがブームになりました。
ですがアガリクスがガンに効くという科学的なデータはありません。
厚生労働省でも、
アガリクスは、「抗がん効果がある」、「免疫力を高める」などといわれ、一般に食品として販売されており、医薬品等とは異なり効能効果を標榜することはできません。また、一般に販売される食品については、国が事前に審査を行う仕組みではないことから、厚生労働省では、ヒトに対する有効性について確認しておりません。 |
としています。
アガリクスに含まれるβグルカンの効果
アガリクスにはβグルカンという食物繊維の一種がたくさん含まれています。
βグルカンを含む食品はあまりなく、主にきのこや大麦、オーツ麦などから摂取することができます。
中でもきのこ、とくにアガリクスにはβグルカンがたくさん含まれているのです。
βグルカンは、腸内の免疫細胞にダイレクトに働きかけてくれる食物繊維です。
身体を守ってくれるインターフェロンというタンパク質の生成を促進したり、免疫機能を司る器官をサポートするといった働きがあるため、摂取をすることで総合的に免疫機能を高めてくれるといわれています。
また、アレルギー予防や改善効果も期待されています。
インターフェロンはガンの免疫療法で使われますし、同じく、がん細胞やウイルスに感染した細胞などの異常な細胞を見つけ次第攻撃するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性化にもβグルカンが有効と言われています。
βグルカンは、免疫力を高め、動物が本来もっている自己治癒力を最大限に発揮できるようにサポートしてくれるということですね。
「アーテミスアガリクスのレビュー」のまとめ
今回我が家の柴犬ココたんに与えてみて、
・食いつきは普通程度
・食べやすさは抜群
・軟便になる
・アレルギー反応はなかった
・体重はキープできた
・皮膚や被毛はきれいで、健康状態に問題なし
ということがわかりました。
原材料も栄養バランスも素晴らしいと思いました。
ですが体質的に「合う、合わない」がはっきり出やすいフードなので、まずは少量から試してみるのが無難です。
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