柴犬は病気に強いの?柴犬がなりやすい病気や症状と対処法のまとめ

ココたん
どうも、ココたんです🐾

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柴犬が人気である理由の一つに、病気に強く長生きするということが挙げられます。

柴犬は大きさでいえば中型犬に分類されますが、平均寿命は小型犬と同じくらいで長寿な犬種と言えます。

⇒【柴犬の平均寿命は約15歳】愛犬の寿命を縮める原因と長生きの秘訣

健康で長生きできる理由は主に2つあり、まず1つ目が遺伝的健康性です。

柴犬は昔ながらの純粋な姿を保存するために雑多な交配は行われず、様々な改良が加えられた他の犬種に比べると遺伝的にかかりやすい病気が少ないのです。

2つ目の理由は、やはり日本犬なので、日本の四季や気候に適しているということです。

とは言うものの、全く病気の心配がない訳ではなく、柴犬が注意しなければならない病気もいくつかありますし、長寿だからこそかかってしまう高齢犬特有の病気もあります。

ここでは比較的柴犬がかかりやすい病気と高齢になると発症しやすい病気を7つ紹介します。

1.アトピー性皮膚炎

柴犬がかかりやすい病気の代表がアトピー性皮膚炎です。

アレルゲンとなるハウスダスト、花粉、ダニを吸い込んだり、食物のアレルギーによって引き起こされます。

【症状】

強い痒み(かゆみ)。そのためワンちゃんはとにかく痒がり、かきむしるようになります。

症状が進むと脱毛し、赤く腫れたようになった皮膚が、皮膚炎の慢性化により色素沈着を起こします。

よく起きる場所は口の周り、耳、目、関節の内側や四肢の付け根です。

【治療】

痒みをおさえる薬を飲んでコントロールしますが、完治は難しい病気です。

アレルギーを引き起こす物質、アレルゲンを特定して、排除することで症状を軽減させます。

【予防】

主なアレルゲンにはハウスダスト、花粉、ダニ、食べ物などがあります。

日頃からブラッシングをしたり、適切にシャンプーをするなど、犬の体を清潔に保つことが大切です。

また、ワンちゃんの生活する空間もきれいに掃除しましょう。お気に入りのクッションやソファー、毛布にもダニが発生することが多いので注意してください。

食物アレルギーはどんなものでも原因になりますが、牛肉、豚肉、小麦・大豆といった穀物で起きることが多いと言われています。

アレルゲンとなる食材が入っていないドッグフード、穀物の入っていないドッグフード(グレインフリー)、アレルギー対応ドッグフードに切り替えるなどの対応が必要です。

⇒愛犬のアレルギーを防ぐ!低アレルゲンドッグフード18選

2.膝蓋骨脱臼

膝の関節にある、膝蓋骨と呼ばれる骨(いわゆる膝のお皿)が外れてしまい、正常な位置からずれてしまう病気です。

打撲や転落などの外傷で起きることもありますが、生まれつきの先天的な異常から脱臼を起こしてしまうケースもあります。

医学用語で膝蓋骨をパテラというので、膝蓋骨脱臼のことを俗称でパテラと呼ぶことがあります。

パテラに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。

⇒犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)とは?悪化させないための注意点は?

【症状】

軽症の場合には無症状であったり、自然に膝蓋骨が正しい位置に戻るため、飼い主さんも気付かないことが多いです。

ワンちゃんが頻繁にうしろ足を蹴り出したり、うしろ足を伸ばすような仕草をしている場合は膝蓋骨脱臼があるかもしれません。

重症化すると、脱臼した後ろ足を浮かせてけんけんをするように歩いていたり、膝をずっと曲げたままでいたりします。

【治療】

軽症の場合には特に症状や痛みがでないこともあるので保存的治療、悪化させないための対処方法で様子をみますが、重症になると手術が必要なことが多いです。

特に重度の脱臼が見られる場合には、成長に伴い後ろ足の変形が強くなってしまいますので、早めの手術が必要です。

【予防】

フローリングは滑りやすく、転倒したり膝に負担がかかりやすいのでマットを引いたり、ペットようの滑り止めを利用しましょう。

階段の昇り降りでも転落の危険があるので注意してください。

先天的な膝蓋骨脱臼は早めに見つけて病院に相談し、早期に治療をすることが大切です。

・うしろ足だけで立つ

・飛びつく

・段差や階段の昇り降り

・肥満、太り過ぎ

というような膝に負担がかかる動作を行わせないように注意しましょう。

肥満は特に負担がかかるので太り過ぎには注意が必要です。

⇒犬の肥満は寿命が縮む!愛犬が太る原因とダイエットを成功させるコツ

3.外耳炎

一般的に外耳炎は垂れ耳の犬がなりやすいと言われていますが、立ち耳の柴犬も案外かかりやすい病気です。

外耳という耳の中でも鼓膜の手前の部分に炎症が起きます。

外耳炎の主な原因は、細菌やマラセチアなどの真菌、ダニなどの寄生虫感染などです。

柴犬はアレルギーやアトピーなどになりやすく、それが原因で皮膚が弱っていたり、免疫力が低下している時にかかる場合がとても多いのです。

また原因が一つだけのこともありますが、複数の原因が関与していることもあります。そのため、治療がなかなか上手く行かず、治癒まで長期間かかったり、再発を繰り返してしまうケースがあります。

ココたん
ココたんはアレルギーで外耳炎になりかけました。

その時は病院で薬をつけてもらい、内服薬を飲むことで治りました。

【症状】

耳が赤い、臭う、耳垢がたくさん出るなどの症状が出ます。

ワンちゃんがしきりに頭を振ったり、耳を掻いたり、こすりつけるような動作をする場合は注意が必要です。

慢性的になると痛みが出たり、音に対して反応が鈍くなったりします。重症化すると耳道が閉そくしたり、内耳炎へ発展し神経症状を引き起こす可能性もあります。

【治療】

耳を洗浄、炎症をおさえる薬、感染に対する抗生物質、耳ダニなら駆除剤が使われます。

アレルギーがもとになっている場合にはアレルゲンを排除するなどのアレルギーに対する治療が必要です。

短期間で治ることもあれば、なかなか治らなかったり、再発を繰り返すケースも少なくありません。

【予防】

定期的に耳の洗浄、ケアを行い、耳の中を清潔に保つことが大切です。

掃除をやりすぎたり、間違った方法で耳を傷つけてしまうこともあるので、自信がない場合は病院など専門の方にお願いしましょう。

また、雨の日の散歩や、犬のシャンプーの時に耳に水が入ってしまうのもよくありません。

耳の中の水分が残らないようによくふき取って乾燥させましょう。

4.緑内障

緑内障とは、何らかの原因で眼球の内圧(眼圧)が高まることによって網膜(もうまく)や視神経が影響を受け、視力が障害される病気です。

高齢の犬によく見られ、犬種では柴犬、シーズー、コッカースパニエル、チワワで多く発症します。

柴犬では7歳ころから多く見られ、10歳を過ぎると割合が高くなります。

急性緑内障を発症した場合には、突然の視力障害に加えて角膜が濁って見えたり、白目の部分が充血したりします。また、強い痛みが起こります。

時間が経過してしまうと、慢性緑内障となり、眼球が大きく腫れてしまいます。またこの時にはすでに視力が失われていることも多いです。

犬や猫の場合、白内障が進行して緑内障へ移行するという報告もあります。

緑内障は飼い主さんが気付いた時にはすでに慢性状態になっていて視力が回復できないことが殆どです。

早期に発見し、早期に治療することがもっとも重要になります。

「目をこする」「目やにが多い」「目が赤い」「元気がない」という状態が見られたらすぐに動物病院に行きましょう。

【治療】

急性期には眼圧を低下させるために注射や内服薬も用い、視力が残せるように治療します。

残念ながらすでに視力が失われ、回復が不可能だと判断された場合には、痛みを取り除く目的で眼球の摘出や義眼の挿入を行なうこともあります。

【対処】

犬の緑内障は急性期(発症して2日以内)がその後の視力をどれだけ維持できるか左右する期間で、非常に大事な時期です。

愛犬の変化に気付いたらすぐに動物病院へ行ってください。

5.認知症

犬も高齢になると認知症になることがあります。13~15歳くらいから発症しやすいと言われていますが、洋犬よりも日本犬のほうが認知症になりやすい傾向にあります。

長生き」で「日本犬」の柴犬は比較的認知症になりやすいと言われています。

【原因】

一説には食生活の変化が関係しているとも言われていますが、はっきりした原因はわかっていません。

高齢の柴犬が必ず認知症になるわけでもありませんし、洋犬でも認知症になるリスクがあります。

高齢犬の脳は人のアルツハイマー型認知症の前段階と考えられています。

人のアルツハイマー型認知症では、脳の中にβ―アミロイドと呼ばれるタンパク質が沈着します。沈着すると刺激の伝達障害が起こり、脳の機能が低下して様々な痴呆の症状を引き起こします。
老齢犬の脳にもこのβ―アミロイドが沈着することは分かっており、その沈着の程度が認知症と関連があると言われています。

【症状】

ボーっとして飼い主が話しかけても反応しなかったり、無駄吠えや徘徊などの問題行動が起こることもあります。

以下のような行動があったら認知症の可能性があるので病院に相談しましょう。

・自分から狭いところに入ろうとするが、後ずさりできず出られなくなる

・1日中寝ていることが多く、夜はそれほど眠らず夜中に意味もなく鳴く

・同じところをトボトボと円を描くように歩く

・よく食べて下痢もしないのに痩せていく

・甘えん坊になる

・失禁したり、トイレを失敗する

・おびえたり震えることが多い

・飼い主や親しい人を見分けられなくなる

【治療】

現在のところ有効な治療法ありません。

脳に良いサプリメントや食事療法を行い、犬の生活パターンに合わせたお世話をしてワンちゃんのストレスを軽減させてあげることが大切です。

【予防】

有効な予防法もはっきりわかっていませんが、私たち飼い主ができることでは脳に適度な刺激を与える」「食事を見直すといった方法があります。

散歩をする時にはコースを変えて、いつもと違った景色、人々、犬たちとの触れ合いができるようにします。

近所ばかりを歩くのではなく、車で少し遠くまで出かけて、まったく違った風景を見るのもいいかもしれません。

高齢であまり歩けないワンちゃんも、カートに乗せてあげて出かけるだけでも適度な刺激になります。

散歩だけでなく、遊びも脳の活性化には重要です。ボールをとってきたり、隠したおやつを見つけてきたり、楽しみながら脳に刺激を与えましょう。

食事に関しては青魚などに多く含まれるDHAやEPAといった不飽和脂肪酸は脳を活性化し、脳の老化が進みにくくなると言われています。

我が家の柴犬には魚ベースのドッグフードを与えたり、魚をトッピングしています。

ドッグフードに関して言えば、開封後長期間経つとフードに含まれる油が酸化してしまいます。酸化物質は脳のゴミとして蓄積され、認知症の原因の一つと言われています。

ビタミンE、ポリフェノール、リコピンなど抗酸化物質が含まれているドッグフードを選び、開封後は保存容器に入れてなるべく早めに使い切りましょう。

⇒品質低下を防ぐ!風味が落ちにくいドッグフード保存容器おすすめ特集

6.白内障

白内障とは、水晶体の一部や全体が白く混濁した状態をいいます。

犬の白内障で最も多いの犬の加齢による老年性変化です。歳をとるにしたがって徐々に症状が進行し視力が低下していきますが、視覚を失わずに済む場合もあります。

また、糖尿病などの全身疾患に関連して起こるものや眼の病気に併発するものもあります。

【症状】

視力が低下するので障害物にぶつかったり、つまづいたりします。また、歩き方がぎこちなくなったり、物音に敏感になることもあります。

このような症状が見られたらすぐに動物病院に相談しましょう。

【治療】

白内障の進行を遅らせるための点眼薬による治療と手術を行う外科的な治療があります。

白内障は症状が進行してから気付くことが多く、その場合は手術をしても回復が見込めません。

また、高額な手術費用、高齢なワンちゃんの体力を考えてもリスクが高いので慎重に考える必要があります。

もともと犬は視力がそれほどいいわけではなく、優れた嗅覚や聴力を使って生活しています。

そのため点眼薬で進行を遅らせる治療法が選ばれることが多くなっています。

【予防】

6歳くらいから白内障になる犬が多いので、5歳頃になったら病院で定期診断を受けましょう。

早期に発見、治療ができれば症状を最低限におさえられることもあります。

また、白内障の原因になる糖尿病を予防するためには適正体重になるように体重管理が必要です。

それから紫外線も白内障にはよくありません。

特に犬の眼は人間よりも紫外線に弱いと言われています。

紫外線が強い5月〜10月や、強い紫外線が出ている11時〜15時くらいの時間帯はあまり長時間外にでず、早朝や夕方など紫外線が弱い時間帯を選んで散歩させてあげましょう。

7.僧帽弁閉鎖不全

僧帽弁閉鎖不全症は高齢の小型犬がなりやすい病気です。

心臓にある僧帽弁というところがうまく閉じず、本来は一方通行の血液の流れが逆流してしまう状態を引き起こします。

症状が進むと左心房が大きくなって肺のうっ血が起こり徐々に心不全が進行していきます。

【症状】

早期の場合には無症状です。

徐々に心不全が進行すると以下のような症状が見られます。

・いつもは元気に吠えたり、散歩も好きだったのに歩きたがらなくなる

・なんとなく元気がない、疲れやすい

・咳をする(特に夜間)

・すぐ息切れをする

・呼吸が荒い

また、食欲がなくなったり、食べているのに体重が減る、水が溜まってお腹がふくれる場合もあります。

年齢のせいで運動嫌いになった、疲れやすくなったと勘違いする飼い主さんもいますので、いつもと様子が違うと気になったら動物病院で診てもらいましょう。

【治療】

主に内服薬での治療になります。

しかし薬によって病気を完治させることはできず、心臓の負担を減らしたり、症状を緩和して病気の進行を遅らせることが目的です。

基本的に、一生投薬が必要で、病気の進行に伴って、使用する薬は増えていきます。

症状が出る前から治療を開始することで、心不全になるのを遅らせることが出来るとされています。

高齢になったワンちゃんは定期的に検査をして早期発見することが大切です。

【生活で注意すること】

運動:長い散歩や突然走ったりしないようにする、興奮させない

食事:塩分が多い食事は心臓に負担をかけます

温度:高温や多湿は心臓に負担をかけます

定期検診:心臓病は進行性の病気なので必ず定期検査が必要です

観察:呼吸の回数や舌の色を観察してチアノーゼ(唇や舌が青~青紫色になる)が見られたらすぐに病院に連絡してください

まとめ

凛々しい見た目、愛くるしい表情で人気の柴犬。病気になりにくいのも人気の理由の一つですが、そんな柴犬でもかかりやすい病気があることがわかりました。

先天的になってしまう病気は仕方ありませんが、生活習慣や食事、生活環境が原因となっている病気を知っていればあらかじめ予防することができます。

また日頃から愛犬とスキンシップをとったり、様子を観察することで病気のサインを見逃さないようにすればすぐに対処することができます。

ある程度年齢を重ねた時に発症しやすい病気に関しては病院での定期的な検査や検診で早期発見、早期治療をすることが大切です。

みなさんも大切な愛犬と少しでも長く一緒にいたいと思っているはずです。

「これくらい大丈夫だろう」と油断せず、いつもと変わった行動や様子が見られたら病院に相談してみましょう。

ココたん
最後までご覧いただきありがとうございました🐕

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