うつ病の薬をやめたら治ったというのはよくある話。その薬本当に必要?

抗うつ剤

病院で処方された薬を指示通りに飲んでいるのに、うつ病がなかなか治らないとう方は多いのではないでしょうか。

その一方で、薬をやめたらうつが治ったという話はよくあります。

「そんなはずがない」

「だって抗うつ薬はうつ病を改善する薬でしょ」

そう思われるのも無理はありません。

でも病院ではどうして薬が必要なのか、どういうメカニズムで改善していくのかという説明をしてくれません。

気分が落ち込むと訴えれば、

医者:「じゃあ抗うつ剤を出しておきますね」

寝つきが悪いと訴えれば、

医者:「じゃあ眠剤を出しておきますね」

これから先が不安になってきたと言えば、

医者:「じゃあ抗不安薬を出しておきますね」

といった具合にどんどん薬の種類と数が増えていき、いわゆる多剤多量処方という状態に陥っているケースが少なくありません。

『たくさん薬を飲めば病気の治りが良くなる』なんてことはありませんよね?

風邪薬を一気にたくさん飲んでも効果がないのを知っているのに、なぜ大量に処方された精神薬を飲んでいるのでしょうか?

とてもショックかもしれませんが、あなたがそのまま抗うつ剤を飲んでいたとしても、治る確率はかなり低いです。

その理由をこれからお話します。

本当に良くなりたいという方はそのまま読み進めてください。

このページでは読みやすくするために、なるべく専門用語を使わなかったり、詳しい説明を省いています。
そのため厳密には正確でない用語もありますがご了承ください。

うつ病の回復率

残念ながらうつ病の回復率はかなり低いです。

日本うつ病学会では、

初診患者の回復率は、1カ月以内が20~30%、1~3カ月以内が50%、18カ月(1年半)でも回復しないが15%、治療してうまくいけば3カ月程度で社会復帰できる場合がほとんどです。

と発表しています。

しかし、再びうつ病になる確率(再発率)については、1年以内が30%、5年以内が40~60%となっていますし、20%程度の症例では、1年以上うつ状態が続くともいわれています。

さらにこのようなデータには途中で治療を断念した人や亡くなった(自殺など)方が含まれていません。

実際にはうつ病が回復し、社会復帰している方は2割にも満たないと思われます。

現状では病院に通って治療しても殆どの人が回復しないというのが現実です。

軽度~中等度のうつ病に薬は効果なし

2010年、米国ペンシルバニア大学の研究チームが、「うつ病の症状が軽いか中程度の場合、抗うつ薬には効果がみられない」と報告しました。

この研究では、

・抗うつ薬を使った患者

・有効成分を含まない偽薬を飲んだ患者

の回復度を比較した臨床試験データが解析されました。

症状の重さによって、「軽症・中等症」「重症」「最重症」の3グループに分けたところ、軽症・中等症や重症のグループでは、抗うつ薬は偽薬に比べて患者の回復度に差がなかったのです。

つまり効き目がないということです。

スポンサーリンク

抗うつ薬が効いているのは8人に1人

それ以前にも、抗うつ薬の効果が限定的なことを示す研究は少なくありませんでした。

1995年に米国の精神科医が抗うつ剤のセルトラリンと、偽薬の比較研究をしました。

セルトラリンでは、うつ症状が改善した人の割合は60%だったのに対し、偽薬でも42%の人が改善したと報告しました。

実際に抗うつ薬が効いた割合は、偽薬との差である20%足らず。

つまり10人に2人しか効いていなかったわけです。

さらに抗うつ薬の近年の効果研究の結果をまとめて、NNT(Number Needed to Treat)という数値で表したものがあります。

NNTとは薬がどのくらいの人に効果があるのかを示す数字です。

抗うつ薬のNNTを見てみると、5から8程度というデータが出ています。

これはどういう意味かというと、抗うつ薬の効果で治るのは「5~8人に1人」という意味です。

論文によっては、8から10という場合もあります。

つまり8~10人に1人しか効いていないということです。

独協医科大学埼玉医療センターこころの診療科の井原裕教授も「抗うつ薬が本当に効いているのは、うつ病の5人に1人。残りの8割の人には、薬は無意味です」と言っています。

このように、「抗うつ薬でうつ病が治る確率は極めて低い」ということがすでに科学的に証明されています。

ではなぜ病院では効かない薬を出しているのでしょうか?

効果のない抗うつ薬が使われる理由

効果のない薬が使われている理由は「製薬会社の利益」と「病院の利益」のためです。

製薬会社は薬の売り上げをアップさせるために、病気の宣伝を行います。

抗うつ薬に関しては、1999年頃から「心の風邪」というキャッチコピーでマーケティングが行われました。

うつは心の風邪のようなものだから、気軽に病院に行ってお薬で治しましょうというイメージを作る宣伝です。

日本でのこのキャンペーンにより、抗うつ薬の売り上げは2000年からの8年で10倍にまで膨れ上がりました。

最近ではアスペルガー症候群(現在はこの診断名は使われなくなりました)の宣伝が大々的に行われ、アメリカではアスペルガー症候群の患者がそれまでの20倍になったのです。

その結果「アスペルガー症候群っぽい人」までもが病院にかかり、飲む必要のない薬を飲んでしまうという事態が起き、大きな社会問題に発展しました。

宣伝、CMの効果はとても大きいのがわかりますね。

ですが効果のない抗うつ薬や使われるのは製薬会社の責任だけではありません。

利益を優先する病院自体にも問題があります。

これを読んでいるみなさんは、病気で苦しんでいる立場の方です。

なんとか苦しみから逃れたい、病気を治したいと思って病院にかかっています。

では病院側から考えた場合はどうでしょうか?

病院は患者に対して医療行為を行うだけで利益が生まれます。

(厳密に言えばもらえる報酬が変わりますが)治療さえすれば病気が治っても治らなくても基本的には利益が発生するのです。

定期的にずっと通院してくれる常連のお客さん(患者)がいればそれでOKです。

病院にとって患者さんの生活がどうなろうとも他人事です。

医者を含め精神科の病院に「本気で良くしてあげたい」と熱意を持ったスタッフなどほぼいません。

症状が変わらなければ「同じお薬出しておきます」、

少し落ち込みが大きいくなっていれば「新しいお薬出しておきます」、

あるいは「もう1種類追加しておきます」

といった感じで診察したことになります。

正直誰でもできる、何の技術もいらない行為です。

「そんな適当なことをしていたら患者さんが来なくなるのでは?」と思いますよね?

ところが殆どの精神科やメンタルクリニックが似たようなレベルなので、どこに行っても結局同じ結果になります。

病院を変えると一から説明し直す必要がありますし、新しい環境に慣れるためには想像以上にエネルギーを使います。

ですので、不満を持ちながらも同じ病院に通い、効果のない薬を飲み続けることになるのです。

しかも効果がないだけならまだマシです。(←あってはならないことですが)

抗うつ薬によって病状が悪化することも少なくないのです。

スポンサーリンク

多剤大量処方で症状が悪化する

これまでご説明した通り、抗うつ薬の効果はほぼありません。

そのため、

患者さんは「良くならない」

医者は「では薬を増やしてみましょう」

の繰り返しになります。

その結果、抗うつ薬だけでなく、睡眠導入剤、抗不安薬など多剤大量処方となってしまうのです。

これらの向精神薬には、気分の変調が激しくなる、急に元気になった反動で激しいうつ状態になる、手が震える、頭がボーっとする、薬を飲む前の記憶がなくなるなどの副作用があります。

また長期間飲んでいると離脱症状が起きることもあります。

離脱症状には睡眠障害、攻撃的になる、冷や汗が出る、パニックになる、動悸、自殺企図などがあります。

薬の副作用や離脱症状はうつ病の症状にとても似ていますので区別がつきません。

周りの家族や友人からは「どんどんうつが酷くなっている」と見えてしまいますし、医者も区別する能力がありません。

こうなってしまうと、さらに薬を追加されるという悪循環に陥ります。

何度も繰り返しますが、薬でうつが良くなることはありません。

薬が増えれば辛い副作用が増えるだけです。

しかも抗うつ薬を長期間飲んでから抗うつ薬をやめると、脳が過剰修正をしてしまい、その結果再び「うつ状態」が誘発されるという研究結果もあります。

つまり

・何種類もたくさん飲んでいる

・長期間飲んでいる

という人ほど治りにくく、症状が悪化するということなのです。

スポンサーリンク

向精神薬を減らしていくには?

薬に頼らない治療をしてくれる病院を探すことが重要ですが、もし見つからない場合は、いま通っている病院で「薬を減らしたい」ということを伝え、医者を説得する必要があります。

精神科医は患者の言うことに耳をかさないことが多いのでかなりエネルギーを使いますが、本気で良くなりたいならそこは頑張る必要があります。

ほとんどの精神科医には減薬の方法の知識がないので、途中で離脱症状が出て大変かもしれませんが、症状を悪化させている薬を飲み続けるのは嫌ですよね?

薬に依存しないという考えを持ち、医者や病院などに過度に期待しないことではじめて症状は改善されていきます。

1日30分~1時間程度の有酸素運動(ウォーキング、自転車、水泳)や呼吸法を組み合わせることで離脱症状を緩和できますし、うつの症状改善にも効果的です。

運動が難しいという方は朝6時から7時に起きて、朝日を浴びることを習慣づけるだけでも脳内物質の量と働きが改善されていきます。

ですがうつ病になると寝つきが悪く、就寝時間が遅くなっていくので朝早く起きるのも大変ですよね。

しかも睡眠導入剤を使っていると、睡眠の質が著しく低下します。

これではいくら眠っても身体がだるく、疲れがとれません。

睡眠の質をあげて生活リズムを整えるのがうつ病改善への第一歩です。

すぐに眠剤を減らすのは難しいですので、リラックス効果のあるハーブを併用するのが効果的です。

睡眠専用ハーブティー「MENT」は8種類の鎮静ハーブが配合されており、自律神経のバランスを整えて「ぐっすり」をサポートしてくれます。

ティーバックでお湯を注ぐだけで飲めますし、ハーブティーの香り(嗅覚)は脳に直接アプローチできる特性を持っています。

まずは生活リズムを整えることを目標にしてみましょう。

正しいことをコツコツ行っていれば必ず成果がでますので、焦ることなく今できることを続けてください。

→100%オーガニックハーブティーブランド【MENT】の詳しい情報はこちら

こちらも合わせてご覧ください⇩

→うつ病は薬では治りません。完治させるには脳の機能回復と自分を変えることが大切

→健康な人が抗うつ剤を飲んだらどうなるの?危険だから飲んじゃダメ

スポンサーリンク

シェアする

フォローする


ページトップ