今回ご紹介するのは「しゃっくりの止め方best20」です。
予めお断りしておきますが・・・
しゃっくりの起きる原因やメカニズムは、医学的に解明されていない部分が多いです。
したがってここで紹介する方法、というか、世の中で言われている「しゃっくりの止め方」にはエビデンスはありません。
その点をご理解いただける方のみ読み進めてください。
ゆで卵を食べるとなぜかしゃっくりが出てしまうことってありますよね。
中にはほぼ100%しゃっくりが出てしまうという方もいらっしゃるようです。
どうしてゆで卵でしゃっくりが出るのでしょうか?
そもそもしゃっくりとは何か?
しゃっくりは医学用語では『吃逆(きつぎゃく)』と言って、呼吸筋の攣縮(れんしゅく)のことです。
横隔神経や迷走神経、呼吸中枢が刺激され、横隔膜など呼吸に関係する筋肉の痙攣(けいれん)によりしゃっくりが出る考えられています。
急に息を吸い込み、その後すぐに声門が閉じる現象で『ヒック、ヒック』という音が特徴的です。
ちなみにしゃっくりは英語で「Hiccup」です。
しゃっくりが止まらない、
“My hiccups won’t stop.”
”I can’t stop hiccupping.”
といった感じです。
ただしHiccupには問題や課題、ちょっとした失敗、些細なことなどの意味もあります。
しゃっくりは、女性よりも男性に多くみられ、普通は数分で自然におさまる短時間のしゃっくりがほとんどです。
時にはしゃっくりが2日より長く続き、1カ月を超えることもあります。
また、胃や食道など消化器の病気、脳神経系の病気などが原因で起こることもありますので、いつもと様子が違ったら病院で診察してもらいましょう。
しゃっくりを引き起こす原因は不明ですが、以下のようなものが引き金となります。
・飲酒
・膨満感
・熱いものや辛い刺激物
・暴飲暴食
・炭酸飲料
・タバコの吸いすぎ
食事や飲酒のときに空気も一緒に飲み込んでしまう空気嚥下(呑気症)や肥満、ストレスによってもしゃっくりが起こりやすくなります。
このようにしゃっくりは様々な要因が単独、あるいは重なって引き起こされるのですが、どうしてゆで卵を食べると高い確率で出てしまうのでしょうか?
ゆで卵でしゃっくりが出てしまう理由
1.大きく口を開けて空気をたくさん吸い込んでしまう
みなさんゆで卵を食べる時に、大きな口でパクリとかぶりついていませんか?
ゆで卵は一見「これ何となくいけそう」と感じても、予想外に大きいことが多いのです。
そのため大きな口でほうばるので、その時一緒に大量の空気を吸い込んでしまいます。
先ほど説明した空気嚥下(呑気症)の状態になることでしゃっくりが起きやすくなります。
2.黄身が喉につまりそうな感じになり慌てて飲み込んでしまう
少し固くゆでしたゆで卵を食べると、予想より口の水分を持っていかれることはありませんか?
そのせいで喉につまりそうになり、じゃっかん苦しくなりながら慌てて飲み込んでしまいます。
そして食べ物が急激に胃の中に入ってくることが刺激となり、しゃっくりが起こりやすい状況になります。
また、この時も空気を大量に吸い込むので余計しゃっくりが出てしまうのです。
固ゆで派の方はいつもしゃっくりの危険と隣り合わせです。
3.飲み物で一気に流し込もうとする
これは2とも関係していますが、ゆで卵が喉に詰まった感じがすると、人間は反射的、無意識的に水分を飲んで流し込もうとします。
この場合も、胃の中に食べ物と水分が一気に入ってくるので高い確率でしゃっくりが出てしまいます。
この時炭酸飲料でも飲もうものなら最悪です。
120%しゃっくり地獄に落ちていくでしょう。
以上のようにゆで卵というのは非常にしゃっくりが出やすい食べ物なのです。
同じような理由で、サツマイモやジャガイモなどのイモ類、栗まんじゅう、東京銘菓ひよこなどもしゃっくりのリスクが高まりますので十分に気をつけましょう。
しかしながら、いくら気を付けても出ちゃうものは仕方ありません。
そんな時は一刻も早く止めたいですよね?
次はしゃっくりを止める方法ベスト20をご紹介します。
しゃっくりを止める方法ベスト20
先ほどもご説明しましたが、しゃっくりは普通なら数分間で自然に止まります。
ですがヒックヒックは苦しく不快なので一刻も早く止めたいですよね。
ちなみにしゃっくりのギネス記録保持者はアメリカのチャールズ・オズボーン氏です。
29歳から68年間しゃっくりが持続していました。
亡くなる1年前の1990年に娘さんが彼のために祈ったところ、突然しゃっくりが止まったそうです。
どうしてそんなに長くしゃっくりが続いたのか?というよりも、何でもっと早く祈ってあげなかったのかが疑問でなりません。
オズボーンの記録を破らないように、出来るだけ早くしゃっくりを止めたいものですが、残念ながら医学的に「これをやれば必ず止まる」という方法は確立されていません。
ですが先人の知恵で色々な方法、いわゆる民間療法が開発されてきました。
ここでは非常に効果が高いものから、「いや、それ変でしょ」という怪しいものまで様々なしゃっくり対策法を集めてみました。
この中から無理なく出来て、自分に合う方法を見つけてください。
1.鼻をつまんで唾を飲み込む
2.息を思い切り深く吸ってできるだけ長い間止める
3.ハンカチなどで舌つまんで引っ張る
4.くしゃみを誘発する
5.冷たい水を一気に飲み干す
6.驚かしてもらう(ビックリする)
7.柿のへたを煎じて飲む
8.スプーン一杯の砂糖やはちみつを急いで飲む
9.耳の穴に指を入れ30秒くらい強く押す※注意して行ってください
10.ご飯をひとかたまり飲み込む
11.「ムラサキ」と言う
12.紙袋を口に当てて呼吸をする
13.背中を叩いてもらう
14.誰かに「豆腐は何からできてるの?」と言ってもらい「大豆」と答える
15.唾をまず2回飲んで、息を20秒止める
16.下をむいた状態で水を飲む
17.誰かに「黄色の食べ物は何?」と聞いてもらいそれに答える
18.酢水かレモン水を飲む
19.コップに水を入れ、割り箸を十字に置いて逆から飲めばば治ります
20.「男の人は右手を上げたらとまるんやで~」
いかがでしたでしょうか?
柿のへたを煎じるのはかなり難易度が高そうですよね。
そんなことしてる間に止まるんじゃね?
一番簡単なのは20番の「男の人は右手を上げたらとまるんやで~」かも知れません。
止まる訳ないだろ。
って言うかお前誰だよ(笑)
「ゆで卵でしゃっくりが出る理由」のまとめ
- 大きな口でほうばるのでしゃっくりが出やすい
- 一気に飲み込むことでしゃっくりが出やすい
- 水分で流し込むとしゃっくりが出やすい
- しゃっくりの止め方はたくさんあるが、時間が解決してくれる場合も多い
中には胃や食道など消化器の病気、脳神経系の病気などが原因でしゃっくりが出ている場合もあります。
いつもと様子が違ったらすぐに病院で診てもらいましょう。
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