捕まりました
いきなりどうした?何をやらかした??
スピード違反です
一般道で30㎏オーバーです
km/hな
一般道で30キロオーバーで捕まると
反則点数が6点でいわゆる赤切符なので一発免停になります。
また、反則金は
もはや「反則金」という名前ではなく罰金となります。
※赤切符の場合罰金の額は裁判所で決まるので、警察から納付書はもらいません。
僕の場合は70,000円の罰金でした
ちなみに免停といっても、最短30日から最大180日まで色んな種類があります。
僕は前歴がなくて、反則点数の累積が6点だったので30日間の免停処分となりました。
免停期間は「免停講習(停止処分者講習)」を受けることで短縮できます。
※後ほど詳しくご説明いたします。
今回は、
- 違反から免停処分までの流れ
- 免停講習とテストの内容
についてお話していきます。
違反した僕が完全に悪いのですが、正直言って免停になると金銭的にも精神的にも肉体的にも辛いです。
ただでさえお金がないのに・・・
今回の出費は、
・罰金 → 70,000円
・免停講習費用 → 11,700円
・交通費 → 2,000円
で、合計10万円弱かかりました。
こんなことにならないように、安全運転を徹底しましょう。
違反から免停処分までの流れ
大まかな流れは以下の通りです。
- 違反をして警察に捕まる
- 検察庁から呼び出し通知書が届く
- 検察庁で取り調べを受ける
- 罰金の納付書が送られてくる
- 運転免許行政処分出頭通知書が届く
- 運転免許センターで停止処分者講習を受ける
- 免停期間が決定する
1.一般道を30キロオーバーで捕まる
僕の不注意でスピードを出しすぎてしまいました。
普通に移動式レーダーでの取り締まりです。
30キロオーバーの赤切符で一発免停となりました。
この時点ではまだ免停処分にはなりませんので、そのまま運転して帰ることができます。
2.検察庁から呼び出し状が届く
捕まってからしばらくすると検察庁から、
「お尋ねしたいことがあります」
と書かれた呼び出し通知書が届きます。
① 日時(時間も細かく指定)
② 場所
③ 持ち物
が書かれていますので都合が悪くていけない場合は電話で連絡してください。
いつの間にか届いていたのでマメにポストをチェックしたほうがいいです
3.検察庁で取り調べを受ける
指定された日時に検察庁に行きます。
受付で呼び出し通知書を見せると「この廊下の突き当りのところでお待ちください」と案内してくれます。
予約時間になると検察官が「どうぞお入りください」と呼びにきます。
事情聴取の内容はざっくり言うと、
・スピード違反したことについて間違いないか?
だけです。
怒鳴られたり説教されることはありません。
その後は裁判もできるけど通常は略式裁判で罰金を支払っておしまいです、という説明を受けます。
※すぐに罰金を支払うところもあります。僕の場合は後日納付書が送られてきました。
4.罰金の納付書が送られてくる
検察庁での取り調べが終わってから1か月後くらいに罰金の納付書が送られてきました。
「70,000円」でした。
画像:罰金の目安(個別のケースで金額は変わります)
目安はあるようですが、その人の違反履歴や前歴などで決まるとのことでした。
納付は金融機関で行えます。
窓口の方に見られるのがちょっと恥ずかしいです。
5.運転免許行政処分出頭通知書が届く
次は運転免許センター(地域によって呼び方は違う)から行政処分出頭通知書が届きます。
・免停の日数
・出頭する日時
・場所
・当日の持ち物
・受講案内と費用
などが書かれているのでよく読んでください。
注意点としては「車では行けない」ということです。
行くときはOKという見解もありますが、帰りは絶対運転できないので乗っていくことはダメです。
停止期間中に運転すると無免許運転で違反点数25点が加算されて免許取り消し、3年以下の懲役または50万円以下の罰金という重大な罪に問われます。
僕の場合は30日間の免停でした。
6.運転免許センターで停止処分者講習を受ける
行政処分出頭通知書に書かれた日時に運転免許センターに行きます。
入口で通知書を見せると「受け付けは〇階です」と案内されました。
窓口に通知書を見せます。
「30日の免停です」と言われ、続いて「講習を受けていきますか?」と確認されます。
講習とは停止処分者講習(免停講習)のことで、これを受講して、最後に行われる試験の点数に応じて免停の日数が短縮されます。
もちろん「受けます!」と答えました。
免停講習には「短期講習」、「中期講習」、「後期講習」の3種類あり、
・免停30日の短期講習は1日(6時間)
・免許60日の中期講習は2日間(合計10時間)
となっています。
また、免停講習の受講には費用がかかり、免許センターで印紙を購入して支払います。
※(2020年1月現在)
僕は30日間の免停だったので「11,700円」を支払いました。
7.テスト(考査)の成績と受講態度で免停期間が決定する
30日間の免停の場合、講習を受けて「優」の成績を取れば29日間短縮されます。
30日-29日=1日
つまり、免許停止がその日1日だけで済むことになるのです。
何日の短縮を受けることができるかは、最後のテストの成績と受講態度の総合評価によって決まります。
居眠りしたり、講師の指示に従わない人は退席させられることもあります。
普通はそんなことしないはずなので、
重要なのはテストの結果です。
僕の場合ですが
出題数:40問、満点:42点で、
・36点以上が「優」→29日間短縮
・35~30点が「良」→25日間短縮
・29~21点が「可」→20日間短縮
・20点以下が「不可」→短縮なし
となっていました。
なんとしても36点以上の「優」をとって29日間短縮にしたいですよね。
テストの難易度についてネットで検索すると「ちゃんと講習を受ければ簡単」と書いてあるのが多数です。
僕も何とか「優」を取って、29日間の短縮になりました。
でもテストは結構難しいと思いました
講師の人も「最近は『優』が取れない人が多い」と言っていましたので、そんなに言うほど簡単ではないと思います。
せっかく免停講習を受けたのに短縮されなかったらツライですよね?
テストの問題が気になると思いますので、この後詳しく紹介していきます。
免許停止処分者講習(免停講習)の内容とテスト問題
【注意!】
あくまでも免停講習を受けるかどうかは任意です。
ということで、受付時間に遅れると講習を受けることができません!
必ず時間に余裕を持っていきましょう。
ちなみに僕が行った日は「まさかの大雪」でした
ぎりぎり間に合ったのですが、みなさんすでに揃っていました。
時間に遅れて受講することは絶対できませんのでご注意ください。
免停講習の時間割
僕は30日免停だったので1日(約6時間)の講習でした。
免停講習の流れは大まかに
9:00位~ 1日の流れの説明
9:30位~ 筆記による運転適性検査
10:00位~ 教本による講義⓵
11:00位~ 教本による講義②
12:00~13:00 お昼休憩
13:00位~ 筆記テスト(考査)制限時間20分
13:40位~ 運転シミュレーターによる指導⓵
14:20位~ 運転シミュレーターによる指導②
15:00位~ 実車の運転と指導
15:30~16:00位 検査結果、短縮日数の発表、誓約書を書く、免許を返してもらう
となっています。
位と書いてあるのは、講師の人が「次は〇〇時〇〇分からにします」と時間を調節している為です。
ですのでこの通りではない可能性もあります。
筆記による運転適性検査
適正検査は成績には影響しません。
自分の性格傾向がわかるので正直に答えたほうがいいと思います。
結果は講習の最後に渡されます。
僕は、安全法規、基本的な運転操作を守らない性格とのことでした。
以後気を付けます💦
教本による講義の内容
教本は「ルールとマナー」(発行:一般社団法人全日本交通安全協会)が使われます。
講義の動画写真撮影は禁止です。
気になる講義内容ですが、
ひとことで言うと「テスト対策」です。
つまり、午後から行われるテストで良い点数を取れるように教えてくれます。
具体的には、教本の中でテストに出る部分を1つずつ説明してくれます。
受講者は説明されたところにアンダーラインを引いたり、チェックを入れます。
例えば
ただし教本に出ていない部分からも出題されるため、講師がホワイトボードに書いたことは必ずメモしてください。
では次に出題箇所として説明された部分と問題例を順番に紹介します。
免停講習の出題予想箇所とテスト問題(考査)
テストは全部で40問です。
1点問題が38問、2点問題が2問で満点は42点です。
・36点以上が「優」→29日間短縮
・35~30点が「良」→25日間短縮
・29~21点が「可」→20日間短縮
・20点以下が「不可」→短縮なし
なので2点問題は絶対間違いたくありませんね。
1点問題の出題形式は文章を読んで、
正しければ解答用紙の「正」に〇を付けます。
間違っていれば解答用紙の「誤」に〇を付けます。
2点問題の出題形式は絵を見て、
下に書かれたA~Cの3つ文章を読んで、正しければ〇を間違っていれば×を付けます。
つまり3つとも正解しないと2点もらえないのです。
これは結構プレッシャーですが、講習の時に説明された場所がそのまま出ていたので難しくはありません。(ただし、A~Cの順番が変わっていましたのでマル覚えはダメですね)
基本的に講習で説明があった場所から出題されますが、文言が変えてあったり、最後の言い回しが変わっているのでそんなに簡単ではありません。
制限時間は20分あるので慌てずに、問題を最後までよく読んで答えたほうがいいです。
では実際に出題された問題を見ていきましょう。
【問題】
大切なのは「取り締まられない。」ための運転ではなく、「自分自身や家族を含む人の命や財産を守る。」運転でなければならない。
「正」「誤」(正解は正)
交通事故のほとんどは、運転手の運転技術の未熟さで発生している。
「正」「誤」(正解は誤)
飲酒運転や無免許運転などの悪質・危険な運転行為により人を死傷させた場合、危険運転致傷罪として厳しい処罰を受ける。
死亡した場合は1年以上20年以下の懲役、ケガの場合は15年以下の懲役が処される。
「正」「誤」(正解は正)
飲酒運転による交通事故は世論の厳しさや罰則の強化により減少傾向にある。
とはいえ、飲酒運転をするドライバーは後を絶たない。
「正」「誤」(正解は正)
事故の多くは運転者の操作の誤りから起きている。
「正」「誤」(正解は誤)
運動エネルギーは車の速度の2乗に比例して大きくなる。
例えば60Km/hでコンクリート壁に激突した場合、ビルの4階程度から落ちた場合と同じ程度の衝撃力を受ける。
「正」「誤」(正解は誤)
自動車を運転する時には、運転手自身はもちろん、全席の同乗者にシートベルトを着用させる義務がある。
「正」「誤」(正解は正)
自動車の日常点検は、自動車の使用者や運行するものが自分自身の責任において、月に1回程度はしなければならない。
「正」「誤」(正解は正)
道幅が同じような道路の交差点では、右からくる車を優先させなければならない。
「正」「誤」(正解は誤)
右左折をする時には、ウインカーの合図を3秒前から出さなければならない。
「正」「誤」(正解は誤)
歩道や路側帯を横切る時には、徐行をして十分に注意して走行する。
「正」「誤」(正解は誤)
交差点の側端かた5メートルは駐・停車禁止である。
「正」「誤」(正解は正)
これは2点問題です
問題はそのままですが、A~Cの順番が入れ替わって出題されていました。
こちらも問題はそのままで、A~Cの順番が入れ替わって出題されていました。
全ての問題は覚えられなかったので一部だけです。
ですが他の問題もこのような感じで出題されていました。
※僕の記憶の範囲で書いています。細かい部分は少し違うかもしれませんが、大まかにこんな感じでした。
シミュレーターと実車による運転指導
テストの採点を行っている間に、シミュレーターと実車を使った運転指導があります。
これらは成績とは関係ありませんが、反応速度や操作の正確性などを客観的に評価してもらえますので真剣に行ったほうがいいと思います。
ちなみにシミュレーターは気分が悪くなる人もいらっしゃるかもしれません。
僕の時も女性の方が体調不良を訴えて、教室で休憩していました。
実車を使った運転指導は3人組で代表1人が免許センターのコースを運転します。
他の2人は後部座席で観察します。
最後に良かった点や悪かった点などの感想を言います。
免停短縮日数の発表、誓約書を書く、免許を返してもらう
実車の運転指導が終わると元の教室に戻り、いよいよ短縮日数を言い渡されます。
はじめに、
今日お集まりになったみなさんは全員無事に「優」でした。
と言われたので一安心。
嬉しさがこみ上げます。
その後適性検査の結果を返されました。
最後に免許書を返してもらいます。
その前に誓約書を書きます。
「私は本日運転免許停止処分者講習を受講し、考査の結果が良好でしたので、停止期間が本日をもって終了します。
ただし今、運転免許の返還を受けましたが、本日中は停止処分期間中であり、自動車などを運転すると無免許運転になると説明を受け、理解できました。
明日の午前0時までは自動車等の運転をしないことを誓約します。」
だいたいこのような内容です
今日運転すると無免許運転になり、、、
違反点数25点で免許取り消し、3年以下の懲役または50万円以下の罰金という重大な罪に問われます。
と説明され、承諾した人は誓約書に名前を書きます。
最後に誓約書と引き換えに運転免許を返還してもらえました。
免許証には特に何も書いてありませんでした。
いや~これでまた明日から車が乗れます♪
だがしかーし!
喜んでばかりもいられません。
免停(行政処分)を受けてから1年以内は少ない点数で再び免停になってしまうのです
免停を受けてから1年以内は少ない点数で再び免停になる!
違反点数が累積すると免停になりますよね。
前歴0の場合は、6点以上が免停、15点以上が免許取り消しとなります。
ですが1年以内に免許停止処分になった経験(前歴)があると、その回数によって次に捕まった際、少ない減点(6点以下)でも、免停あるいは免許取り消しになってしまうのです。
例えば前歴が1回あると、4点の違反だけで今度は60日の免停になります。
指定場所一時不停止等(2点)や通行禁止違反(2点)などを2回するだけで60日の免停。
これは厳しい
ただし、行政処分から1年間無事故無違反であれば、前歴はリセットされます。
ですので1年間は特に注意して運転しなければなりませんね。
まとめ:「もう絶対違反しません」
今回自分の不注意でスピード違反を犯してしましました。
免停になると金銭的にも精神的にも肉体的にも辛いです。
ただ1つだけ、幸運だったことがあります。
それは事故を起こす前に免停になったことです。
こんかいの講習で使った教本にこのようなページがありました
俳優の風見しんごさんが娘さんを交通事故で亡くされた話でした。
通行禁止のスクールゾーンから飛び出してきたトラックに轢かれて亡くなってしまったのです。
自動車は大切な人の命を奪ってしまうこともある危険なものです。
今回の違反と免停を教訓に交通ルールを厳守し、人に優しい運転をしたいと思いました。
この記事の内容は動画で紹介しています👇
コメント
私もスピード違反で一発免停になり、検察庁から出頭要請の手紙が届いたため、「どんなことを言われるのか?」「どのくらい時間がかかるのか?」と思い、検索して貴サイトに辿り着きました。おおよその内容が分かりましたので、助かりました。
最後まで読むと風見しんごさんの手記があり、事故を起こす前に免停になって幸運でしたとの管理人さんがコメントをされていましたが、全く同感です。私も10万円よりも大事なものを失うところでした。
私の場合は警察へ出頭⇒免許センターで講習⇒検察庁へ出頭の順でしたが、免許センターでの免停講習で心に残ったのは休憩時間に読んだこの風見しんごさんの手記と矢柴俊博さんが出演していたビデオ(https://www.toei.co.jp/edu/lineup/traffic/1212672_2440.html)です。このサイトに辿り着いたこと、事故を起こす前に免停なったことを幸運と思い、今後も人に優しい運転を心がけてまいります。