今回ご紹介するのは、「富山でレザークラフトの道具や材料が買えるお店」と「カードケースの作り方」です。
カードケースはとてもシンプルな作り方で、どなたでも簡単に出来ます。
※一部不手際な部分がありますので、順番通りに最後までご覧ください。
作り方や材料・道具でご不明な点があればコメント欄からお気軽に質問してください。
まずは富山市内でレザークラフトの道具や材料が買えるお店を紹介していきます👇
富山でレザークラフトの皮革・道具・材料が買えるお店
富山市でレザークラフトの材料・道具が買えるお店は主に3つです👇
- クラフト工房
- スタイリストゴトウ
- クラフトハート トーカイ
ではそれぞれの特徴をご紹介いたします。
1.クラフト工房
クラフト工房は革素材、染料、刻印、道具などレザークラフトに必要なあらゆるアイテムを取り扱っている専門店です。
他県からも買いにくるお客さんがいるほどの品揃え✨
道具の使い方や作品制作のアドバイスなどをしてくれますし、教室もやっているので「これから始めたい!」という方も安心のお店です。
●クラフト工房
住所:〒930-0008 富山市神通本町2-3-7
TEL&FAX:076-432-6617
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日
MAIL:info@craft-kobo.com
HP:www.craft-kobo.com
2.スタイリストゴトウ 富山二口店
スタイリストゴトウは生地、洋裁材料、手芸材料、手芸キットなどを取りそろえている手芸店です。
その時のトレンドアイテムをいち早く紹介しているので、ハンドメイドが好きな方は要チェックのお店♪
レザークラフトの材料や道具、キットも充実しています。
可愛いチャーム、ビーズ、ボタンなどがたくさんあるので、作品を装飾したい場合に便利です。
●スタイリストゴトウ
住所:〒939-8211富山県富山市二口町5-5-1
TEL:076-423-8889
FAX:076-423-8881
営業時間:10:30~17:00
定休日:不定休
HP:http://www.stylistgoto.co.jp/
3.クラフトハート トーカイ
トーカイは手芸用品全般を取りそろえた手芸屋さんです。
店舗がたくさんあるので手芸店では一番メジャーですね~
トーカイにもレザークラフトに使える材料が置いてありますよ。
今回作るカードケースの紹介
今回作るのはシンプルなカードケースです。
マチがついているので、クレジットカードやポイントカードなどをざっくりと入れることができます。
特にポイントカードは、お会計で出そうとすると行方不明になっていることが多いですよね~
「財布に入れたはずなのに」と焦れば焦るほど見つからない…
そんな時に便利なのがこのカードケースです。
こんな感じでカードをたっぷり収納できて、
取り出しもスムーズ。
お目当てのカードをすぐに発見できますよ。
では材料から見ていきましょう👇
カードケースの材料・道具
~必要な材料・道具~
・カットレザー(厚みは1.3㎜~1.5㎜)
本体 → 11㎝×28㎝ マチ → 2㎝×5.4㎝(2つ)
・糸
・手縫い針
・トコノール
・菱目打ち
・木づち
・ゴム版
・カッター
・紙やすり
この他に「物差し」、「カッターの下敷き」「布きれ」が必要です(写真に入れ忘れました)
今回は必要最低限の道具で作りました。
本来は革用のボンドがあったほうが簡単に出来ます。
皮革は11㎝×22.5㎝が1枚、11㎝×5.5㎝が1枚、 2㎝×5.4㎝が2枚という感じにしました。
これより小さいとカードがスムーズに取り出せないと思います。
かと言って大きすぎると手に馴染みません。
一度チラシなどで実際に作ってみるとイメージしやすいです。
カードケースの作り方
今回のカードケースの作り方は以下の流れです👇
- 皮革を裁断する
- トコノールでコバを綺麗に処理する
- 菱目で穴を開ける
- 糸で縫う
では順番に説明していきます。
STEP1.皮革を裁断する
カッターで皮革を裁断していきます。
皮裁ち包丁というものもありますが値段が高く、上手く切るのも難しいです👇
普通にカッターで切ることができます。
ただし、刃が薄くてキレのいいカッターを選ぶ必要があります。(0.2㎜~0.25㎜厚)
寸法を計って皮革に目印を付けたいところですが…
極力ペンや鉛筆などは使わないようにします。
後で消すのが大変なので。
力のない方は1回で切ろうとせず、何回かなぞると切れます。
その時ズレないように注意してください。
切れました。
直線だけだと味気ないのでカーブを付けると”それっぽく”見えます。
今回はこんな感じに切ってみようと思います。
カーブは手縫い針で線を付けました。
最低限見えればOKです。
ザクッと行きます。
はい、切れました。
ちょっとくらい失敗しても大丈夫です👌
紙やすりでカーブを滑らかにしてあげます。
どちらも滑らかになりました。
STEP2.トコノールでコバを綺麗に処理する
次はトコノールで革のコバを綺麗にします。
![シナモン](https://coco619.com/wp-content/uploads/2020/11/Tkun.png)
あっ、
コバというのはケンコバのことじゃないですよ
![ココたん](https://coco619.com/wp-content/uploads/2020/11/cocoshiba.jpg)
そうだろうね
コバというのは革の裁断面のことです。
トコノールを塗って磨くとピカピカになります。
通常のやり方だとコバは最後に仕上げます。
今回は裁断した時点で処理していきます。
まずはトコノールを指にちょっとだけ付けて、
コバに薄く塗ります。
塗り過ぎると革の表面にはみ出てシミになります。
一度シミになると取れません
ちょっとずつ慎重にやりましょう。
![シナモン](https://coco619.com/wp-content/uploads/2020/11/Tkun.png)
コバ、と言っても”桂ざこば師匠”のことじゃないですよ
![ココたん](https://coco619.com/wp-content/uploads/2020/11/cocoshiba.jpg)
わかってる
トコノールを薄く塗ったら、すかさず布きれでゴシゴシ磨きます。
布は要らなくなったTシャツなどを利用します。
上が何もしていないコバ、
下がトコノールを塗って磨いたコバです。
この状態から「再びやすりをかけてトコノールを塗る」を何度も繰り返すとピッカピカになっていきます。
でも個人的には1回で十分だと思います。
トコノールを塗ってさらに仕上げのニスを塗る方法もありますが、今回はトコノールだけにします。
全てのコバを処理しました。
マチのパーツは指で半分に折り、木づちの後ろなどでトントンとして折り曲げておきます。
STEP3.穴を開ける
カードが1枚入る部分とマチの部分を糸で縫います。
まずは糸で縫うための穴を開けていきます。
通常はボンドで貼り付けてから穴を開けます。
![ココたん](https://coco619.com/wp-content/uploads/2020/11/cocoshiba.jpg)
なぜボンドを使わないのだ?
![シナモン](https://coco619.com/wp-content/uploads/2020/11/Tkun.png)
ちょうど在庫が切れてたからです
本当は他にも理由があります。
また後でご説明します。
皮革に穴を開ける道具です。
木づちはホームセンターで買いました。
レザークラフト用よりも値段が安いですが、叩く部分が小さいです。
革細工用は頭が大きい
菱目打ちは2連タイプだけを使いました。
通常は、直線→4連タイプ、カーブ→2連か1連を使用します。
穴を開けていく部分に線を引きます。
今回は縫い代を4㎜にしました。
縫い針や目打ちなどの尖ったもので線を引きます。
ステッチンググルーバーという専用の道具がありますが、直線だけなら必要ありません。
この位置に穴を開けていきます。
全部つなげてもいいのですが、今回はあえて途切れ途切れにします。
※寸法はおおまかな目安です。
木づちでトントンと叩くと穴が開きます。
強く叩きすぎると穴が大きくなってしまいます。
工具や下のゴム板の消耗も激しくなるので、適度な強さで叩きます。
2本タイプだと真っすぐ開けていくのが難しいので慎重にやります。
縫い合わせるパーツを重ねて穴を開けます。
通常はボンドで貼り付けてあるのでズレませんが、今回は貼っていないので糸で縫いながら穴を開けていきます。
別々に開けても構いませんが、全く同じ位置に穴を開けるのはかなり難しいです。
STEP4.糸で縫う
今回は見やすいように赤い糸にしました。
糸の両端に針を付けて縫います。
糸はあらかじめ「ロウ引き」して使います。
ロウ引きとは糸にロウを浸透させることです。
ロウ
はじめからロウ引きしてある縫糸も売っています。
👆針の通し方はこちらの通りです。
レザークラフトの手縫いでは、2本の糸を交差させながら縫っていきます。
菱目打ちで開けた穴は「斜め(/)」になっています。
糸を通したら穴の形に合わせて引っ張るとキレイに縫い目が揃います。
画像だと向かって右上に引っ張るようにします。
※よくわからない場合はコメント欄からお気軽に質問してください。
少し手間がかかりますが、
縫いながら穴を開けるとズレません。
何度もしつこいですが、本来はボンドで接着しますのでこんな面倒なことはしなくて大丈夫です。
カードが1枚入る部分とマチの片側を縫い付けました。
次はマチのもう片側を縫います。
上の寸法で穴を開けることにしました。
マチの部分は重ねて穴を開けることができません。
(頑張ればできます。)
ここは左右で同じように穴開けしておけばOKです。
最後は少しやりにくいですが、ゆっくり縫えば問題なくできます。
![ココたん](https://coco619.com/wp-content/uploads/2020/11/cocoshiba.jpg)
最後の糸の始末ってどうするの?
糸は最後まで塗ったら、3目くらい戻って(2重に縫って)ハサミで切ればOKです。
結ぶ必要はないです。
心配ならボンドを少し塗ってください。
ボンドは後で透明になります。
これで完成です。
ちゃんとできたでしょ?
![ココたん](https://coco619.com/wp-content/uploads/2020/11/cocoshiba.jpg)
シンプルで使いやすそう
ちょっとシンプル過ぎるな~という人は👇
ボタンを付けてみたり、ベルトを付けてみるのもありですね。
ボンドで接着しなければ、糸をほどくだけでカスタムすることが可能です!
はじめての作品は手探り状態なので、試作品ならボンド無しがいいと思います✨
![ココたん](https://coco619.com/wp-content/uploads/2020/11/cocoshiba.jpg)
そういうことだったのか。
てっきりボンドを買うお金がなかったのかと思ったよ
![シナモン](https://coco619.com/wp-content/uploads/2020/11/Tkun.png)
えっ、
そんなわけないですよ…
まとめ:レザークラフトは自分のアイデアを形にできる
皮革はとても丈夫なので、穴を開けて糸で縫うことさえできれば、どんな形の物でも作れます。
最初に道具を揃えるのが少し大変かもしれませんが、高級感があって使うほどに愛着が湧いてくるアイテムを自作できるのはとっても魅力的✨
みなさんもぜひ挑戦してみてくださいね。
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