今回ご紹介するのは『トイプードルにおすすめのブラシ。毛や皮膚を傷めないブラッシングのコツ』です。
トイプードルを飼っている方で「ブラッシングが上手くできない！」と困っている方は多いのではないでしょうか。
「やり方が間違っているの？」
「私が下手なだけ？」
と思っている方もいるかもしれませんが、上手くブラッシングができないのはあなたのせいではありません。
ブラッシングがスムーズにいかないのは、トイプードルの特徴である毛質に原因があります。
トイプードルのカールしたふわふわの巻き毛はとても可愛らしいのですが、とても毛玉になりやすく、毛が柔らかい子ほどブラッシングが難しくなります。
「ブラシがすぐに引っかかる…」
「少し力を入れると毛が切れてしまう…」
飼い主さんもブラッシングがストレスになりますし、
ワンちゃんも毛を引っ張られるのが痛くて、ブラッシングを嫌がるようになることもあります。
でもブラッシングをおこたると、すぐに毛が伸びて毛玉がどんどん増えていきます。
「もうどうすればいいの！！」
ご安心ください。
すぐに毛玉ができてしまう、細く柔らかい毛のトイプードルでも、その毛質に合わせたブラシを選べば快適にブラッシングをすることができます。
道具さえ正しく選んでしまえば、毛玉のないふわふわで指通りのいい毛並みにしてあげることができるのです。
そこで今回はトイプードルのブラッシングに最適なブラシと、誰でもスムーズにブラッシングをするコツをご紹介したします。
※すぐに見たいところがあれば下の目次[表示]から選んでください。
トイプードルの被毛の特徴
トイプードルの毛質は『カーリータイプ（巻き毛）』と『コーテッドタイプ（縄上）』に分けられます。
レッドやアプリコットのトイプードルはコーテッドタイプが多く、ブラックはカーリータイプが多いと言われていますが、現在はカーリータイプが殆どでコーテッドタイプはほとんど見かけません。
また、カーリータイプも様々で、名の通りカーリーヘアのように巻の細かい子から緩めのウェーブのような子まで個体差があります。
クリームやアプリコットのワンちゃんは毛玉が出来やすい毛質の子が多い傾向があります。
トイプードルに最適なブラシとブラッシングのコツ
大きくなった毛玉は指でほどく
ブラッシングの手順は、まず始めにスリッカーブラシで体全体の表面をとかします。
しっぽの方から始め⇒頭の方を最後にとか、
頭の方から⇒しっぽの方にとか、
順序を決めたほうがやりやすく、時間の短縮になります。
そのあとコームを使って仕上げをしていきます。
毛玉が出来ているところに無理矢理スリッカーブラシを使うと、毛が切れて傷んでしまいます。
初期の毛玉ならスリッカーブラシでもほぐすことができますが、大きくなった毛玉にはスリッカーブラシは使わずコームか指でほどいていきます。
トイプードルの毛玉が出来やすい部分は「耳裏の付け根」「ワキの下」「内股」の3か所です。
いずれもデリケートな場所なので無理にスリッカーブラシを使わずに、コームで毛のほつれをとかしていきます。
ある程度被毛が長いトイプードルの場合、普段はスリッカーブラシを使わずに、ピンブラシを使うようにします。
ピンブラシで全体をといてから、その後でコームを使って毛玉をほどきます。
ただしピンブラシはショーカットをするくらい毛が長い子に使うものなので、通常なら用意する必要は無く、スリッカーブラシとコームを購入すれば十分です。
トイプードルのブラッシングにおすすめなスリッカーブラシは、岡野製作所（ONS）「武蔵」プロ用ステンレススリッカーのソフトタイプです。
「武蔵」はピンの部分が非常に細かくきれいに並んでいるため、引っかかりにくく、ボリュームのあるふわふわな仕上がりになります。
とても品質が良いのでプロのトリマーやドッグショーでも使用している方がたくさんいます。
通常のスリッカーブラシよりも硬めなので、ソフトタイプを選んだほうがいいです。
小サイズは4.5㎝×9㎝、中サイズは5.8㎝×12㎝です。
「武蔵」よりもピンの密度が少なく並びがランダムになっていて、皮膚への負担が少ないのが「フルーツ村のスリッカーブラシ」です。
ブラッシングに慣れていない方がスリッカーブラシを使うと、どうしても力を入れすぎてしまいます。
するとブラシのピンがワンちゃんの皮膚に直接当たって傷をつけてしまうことがあるのです。
かと言って、ピンの先が丸く保護されているものでは被毛の表面だけを撫でている感じになり、ブラッシングの効果が出ません。
「フルーツ村のスリッカーブラシ」ならワンちゃんへの負担を減らしつつ、しっかり根本からブラッシングすることが可能です。
「武蔵」よりはボリューム感は出ませんが、まだスリッカーブラシを上手く使う自信がない方には「フルーツ村」をおすすめします。
Sサイズ：幅91×高さ137×奥行33(約mm)
Mサイズ：幅120×高さ155×奥行40(約mm)
顔や目の周りはコームを使う
スリッカーを全体にかけた後にコームで仕上げをします（コーミング）。
コームを通してみると毛玉が残っていないか確認できます。
大きめの毛玉はコームか指を使わないとほどくことができません（スリッカーブラシを無理にかけると毛が切れてしまいます）。
また、顔や目の周り、耳の毛にはスリッカーブラシだと痛がるのでコームを使います。
特に耳の部分をコームで整えてあげるとトイプードルの美しさが引き立ちます。
トイプードルにおすすめのコームは岡野製作所（ONS）「高級両目金櫛」です。
ステンレス製でクシの通りがよく、カールしたトイプードルの毛もキレイに仕上げてくれます。
ピンの先も丁寧に丸みがつけてあるのでワンちゃんの皮膚にダメ―ジを与えません。
似たような見た目のものはたくさんありますが、やはり岡野製作所の「高級両目金櫛」の使い心地は全く別物です。
ブラッシングスプレーを使う
ブラッシングをスムーズにしたり、毛玉をほどきやすくするには、ブラッシングスプレーをかけておくことが重要です。
ブラッシングスプレーを使うと静電気を防止できますし、コート（被毛）を保護したり保湿効果がある成分が配合されています。
ブラッシング前にスプレーしてあげると、成分が浸透してクシ通りが良くなるので、毛玉もほどけやすくなります。
ブラッシングスプレーを購入する時は、コート（被毛）を保護する効果が高いもの、ワンちゃんの皮膚に刺激がないものを選んでください。
「A.P.D.Cグルーミングスプレー」はオーストラリア産の無農薬のティートリー・ラベンダー・ローズマリーが配合されています。
ブラッシング前にスプレーすると静電気を抑え、さらっふわっとした仕上がりになります。
防虫効果のあるハーブオイルや紫外線による毛色の色あせを防ぐSPFも配合されているので、お散歩の時にも重宝します。
「A.P.D.Cグルーミングスプレー」は効果が高くとても人気がある商品です。
しかし香料が入っているためワンちゃんや飼い主さんによっては匂いがキツイと感じることがあります。
匂いに敏感なワンちゃんや飼い主さんには「ラファンシーズ ブラッシュアップコンディショナー 」がおすすめです。
「ラファンシーズ」はノンオイルでベタつかず、無香料・無着色・無臭性、さらに弱酸性なのでデリケートな皮膚のワンちゃんにも安心です。
多くのペットサロンで採用されるプロが愛用のスプレーです。
毛が濡れた後のケアを忘れずに
トイプードルのブラシやブラッシングについておさらいします。
・ブラッシングの前にブラッシングスプレー（グルーミングスプレー）をする
・まず全体にスリッカーブラシをかける
・コームで仕上げる
・顔や眼の周りなどはコームを使う
・小さな毛玉はスリッカーブラシで優しくほどく
・大きな毛玉はコームか指でほどいていく
この他にも、毛が濡れた後にしっかりとブラッシングをしながら乾かすことも重要です。
毛が濡れてもつれたまま乾いてしまうとすぐに毛玉になってしまいます。
雨の日の散歩の後にはしっかりブラッシングしながらのブローをしてあげてくださいね。
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コメント
Manohiroと申します。 ブログランキングから訪問させて頂きました。 初心者です。 勉強中ですので 興味を持って読ませていただきました。 また、訪問します。 ポチ、しました。
コメントありがとうございます(^^)/
言葉をかけて頂けると嬉しいです。
ブログランキングですか？？なんだろう？？
ぜひまた遊びにきてくださいね～。